【アゼルバイジャン】バクー:「フレイムタワー」(Flame Towers)が面白い。

バクーで目立つ「Flame Towers」(フレイムタワー)へ行ってきました。

バクーの特徴的な建物


バクーの街を歩くと、どこかしらか見える建物。奇妙な形をしているので、目にも焼き付けられるはずだ。
それが「Flame Towers」(フレイムタワー)。「火の国」アゼルバイジャンを象徴するかのような名前である。

そんなフレイムタワーへ訪れ、そして夜は眺めてきたので紹介したい。

行き方(アクセス)

行き方は3パターンある。1つ目がケーブルカー、2つ目が路線バス、3つ目が徒歩だ。丘の上にあるので、往路は公共交通機関を使うのが良いかもしれない。

ケーブルカー


ケーブルカーはカスピ海沿いの大通りから出ている。
場所で言うと下記のところ。↓

地図:

大通りを歩いていけば、「あ、ここが乗り場か」と思うはずだ。カスピ海沿いではなく、山沿いになるので、途中で道路は地下道を通って渡っておきたい。
ケーブルカーは片道1マナト(約65円)。「BakiKART」は使えないので現金のみ。10マナトぐらいならお釣りは出てくる。

20分に1本ぐらいの運行なので、待たされることもある。時間には余裕を持ちたい。トンネルを通りながら上まで行くけど、3分ぐらいで到着する(そんぐらいの感覚)。
エアコンがないので夏場は暑いけど、我慢してほしい。

路線バス


フレイムタワーの真横を路線バスが通過する。僕が確認したのは、赤バス「3番」と紫バス「18番」。
3番は使うことはなかったけど、18番は「Heydar Mosque」へ行くために使っていたので、何度も利用していた。
特に18番は旧市街の入り口「Icheri Sheher」の近くから出ている。地下鉄駅からも近い。

乗り場:

これで18番に乗り、坂を上っていく。右手にFlame Towersが見えてきて、真横を通過。少し過ぎたところにバス停があるのでそこで下車をすればいい。3番も同じバス停。
帰りは反対側から。少し下ったところにある。帰りの18番のバスは旧市街の北東部「Sabir bağı」に停車する。
1回0.2マナトなので、ケーブルカーより安いので、慣れてきたら使うのもアリだと思う。

徒歩


徒歩は下から上っていくしかない。当たり前の話だ。
最初訪れた時、 「Icheri Sheher」まで徒歩で坂を下っていったけど、坂が急。登りはかなり疲れると思う。
ケーブルカーの横から上っていけるけど、水をしっかり準備していくといいだろう。上からの眺めは良いし、風も吹いているので、心地よいはずだ。

Flame Towers

本当に「第二のドバイ」?


高さが190mとバクーの中でも高い高層ビル。2007年に建設がスタート、2012年には完成。2013年にオープンしたので、まだ4年しか経過していない。
この建物も含めて、バクーが「第二のドバイ」と呼ばれているのだろうか。

個人的にはドバイが石油のお金でインフラ整備して発展していった経緯に対して、バクーは完全に天然資源のお金による発展なので、少し経緯が違うかなとは思う。どちらかと言うと、ドーハ寄りかと思う。
多分実際に行けば、ドバイとは街並みや雰囲気が異なるので、「近未来的な部分がか」と感じることであろう。


上に登るとと、フレイムタワー以外にも「モスク」が姿を表す。町を歩く分には、イスラム教の国とは思えないほど、要素が薄いけども、時折モスクを見かけると改めて実感。中に入ることもできるけど、普通の小さなモスクだ。

1990年1月20日の出来事


ここから国旗へと向かい、その下から伸びる小道を進みたい。
バクーの地は決して華やかな印象だけでは終わらない。
周辺を歩くと「1990年1月20日」と日付を見かけるはずだ。
この日は「殉教者追悼の日」として、アゼルバイジャンの歴史の中でも、大事な1ページとして刻まれている。

バクーでの市民集会中に、ソ連軍の戦車が突入。約150人もの罪のない人々が被害に遭った。
そこで亡くなった方々を追悼するために、「殉教者の小道」がある。この場においては、バクーの喧騒から離れて、風の音しか聞こえない。神聖な場所だ。


この小道を歩いていくと、慰霊塔(Eternal Flame)がある。


消えることのない炎が24時間灯り続けている。

展望台からの眺め


慰霊塔に着いたら、左手へ向かおう。展望台がある。


ここからバクーの旧市街やカスピ海、新市街(ホワイトシティ)を眺めることができる。
夜になると夜景が美しいので昼夜とオススメできる場所。ただし夜はそこまで明かりが多くはないので注意してもらいたい。治安は良い場所。


こうやって眺めると、建設中の建物が想像以上に多いことに気付く。まだまだ都市開発が進んでいく。どこまで発展していくのだろうか。天然資源もまだまだ採れるということで、勢いは止まらないだろうな。
周囲が高層ビルはアパートに対して、旧市街は低い建物ばかり。新旧の融合が面白い。

光輝くフレイムタワー


フレイムタワー、昼間は「ビル」という印象。正直他の都市でもデザインされてそうな建物ではある。
でもこの3つ並んでるのが良いんだな。


昼間は近くから見たい。反面夜は遠くから眺めたい。夜になると「ライトアップ」がされる。
このライトアップ、ただ光だけではなく、LEDを使用してプロジェクトマッピングかのようなイルミネーションに。


近くから見ると変な印象になるので、遠くから眺めるのがベスト。
フレイムタワーの「炎」やアゼルの国旗、国旗を振る人、水?みたいなのと多様。日没後、ずっとやってるから面白い。
カスピ海沿岸から眺めるのが良いかな。夜の散歩にもちょうどいい。

他の都市では見かけることができない景色なので、バクーに来たら夜の時間は少し確保してほしい。

まとめ


バクーの象徴ともいえる「フレイムタワー」(Flame Towers)。まさに「炎」。形や夜の姿は訪れるものを驚かせてくれるだろう。
上から眺めるのも良し、遠くから眺めるのも良し。あなたなりの素敵なフレイムタワーを見つけてほしい。

地図:

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