2018年7月 10,000ルピア=約80円
世界一酷いと呼ばれるジャカルタの街。
そんなジャカルタでも渋滞と一切無縁の世界が広がるタイミングがある。
それが日曜日の朝だ。ジャカルタ全てではなく、一部エリアにおいて、道路が歩行者に開放される「歩行者天国」が誕生する。
日曜日の朝6時から11時まで、モナス近くのバンク・インドネシア前のロータリーからプラサ・セネヤン辺りまで。約8km程だ。
スディルマン通りが車とは関係のない世界となる。
日曜の朝、バンク・インドネシアからFxモールまで、約7kmを1時間半ぐらいかけて歩いてきた。
カーフリーデーを楽しむ
カーフリーデーは車やバイクなど一切侵入禁止になるんだけど、BRTの「トランスジャカルタ」は通行をしている。
専用道路を走るし、一部交わる部分もあるけど、スピードも出さないので、心配は要らない。
カーフリーデーは長いんだけど、途中途中トランスジャカルタで移動してもいいかもしれない。疲れたら乗ると考えたら、気もかなり楽になるはず。
カーフリーデーは朝6時頃から11時までとなるけど、盛り上がりを見せるのが朝7時~8時半ぐらいまで。
7月のジャカルタは乾季、朝は涼しくて東京と全く違う。北から南に向かうと、日陰に隠れて歩けるので、ルートとしては推奨したい。
涼しい時が込んでいる、なので太陽が昇って、暑さも出てくる9時頃から人も減ってくるので、日曜は少し早起きをしてみよう。
コタ周辺に滞在していたので、まずはトランスジャカルタで「バンク・インドネシア」へ。
モナスに近く、起点ということもあり、人もかなり多い。
民族衣装を身にまとった女性たちが行進をしていた。デモとかそういうのではなさそう。
道路は歩行者天国、脇には屋台などが建ち並ぶ。
パフォーマンスしたり、なんか色々いたりするんだけど、基本的にはスムーズに進める。
トランスジャカルタやタクシーで通る道を、こうやって歩いていくのは中々新鮮だ。
そして歩く人の年齢層もかなり若い。多分平均20代なんじゃないかな。
朝から友達同士で仲良くやっている。こういうのは見ていてとても気持ちが良いものだ。
エアロビをする集団も発見。
少し歩くと、以前ジャカルタでテロが起きた時の現場が。
こう見ると、かなり中心部で発生したのだと実感。
楽器を演奏する集団が多かった。
ジャカルタのMRT。2019年開業とのこと。この真下を通過するんだね。
ゴミ拾いをしながら歩く女性たちも。そう思うとゴミ箱ありそうでなかったし、その辺でポイ捨てする人も多かったな。
グランドインドネシア前のロータリーに。いつもニュースとかで出てくるけど、歩行者としてまずは見るとは思わなかった。
見覚えのある色合い・・・。
鈴の位置、何の帽子なん、そして脚の長さ。。。
ユニクロが入るモールの目の前で屋台を出す強気さ。
そのまま南へ進んでいこう。
新しい募金スタイル。虫取りは初めて見た。
ここでもドラえもん。人気だな。
途中「BNI」駅を通るんだけど、ここから雰囲気は変わる。
BNIの北側(モナス方面)は屋台が多くて賑やかなんだけど、南側(プラサ・セネヤン方面)は屋台や人が減ってくる。
ゆっくり歩いたり、走りたい人は南側がいいだろう。にぎやかなところを見ているなら、北側で良いと思う。
スケボー少年多かった。
ビルは多いんだけど、所々緑もあって、気持ちが良い。
左手に高層ビル群が見えてきたら、そろそろ終わりだ。
パシフィックプレイスなどSCBD(Sudirman Central Business District)エリア。
企業が入るビルが集まり、パシフィックプレイスは高級モールの位置づけ。
北(コタ)と南でこうも所得などが違うものなのか。
Fxモールやプラサ・セネヤンなどでカーフリーデーは終わりとなる。
ここまで約7キロ、暑いけどそこまで湿度は高くなかったし、日陰も多かったから、疲れはしなかったかな。
適度に水分補強をしていれば大丈夫だと思う。
結構面白かったり、企業も宣伝や広告出していて、一つの重要なイベントなんだなと感じた。
多くの若者が見るわけだから、やはり顧客として潜在的需要があるわけだし。マーケティング観点から見ても楽しい。
まとめ
ジャカルタのカーフリーデー、もし日曜日に滞在が重なったら少し歩いてみてほしい。
トランスジャカルタは平常運行なので、疲れたら乗ってしまえばいいし、途中ワープしてもいいだろう。
時間がないならば、バンク・インドネシアからグランドインドネシアまで歩くのが良いと思う。
ここらがカーフリーデーの中でも盛り上がっているエリア。
朝から汗をかきたい人は、ランニング道具を揃えて、走るのもいいかも。排気ガス少ないし、南側は人もそんなに多くないので、いい汗がかけると思う。
ジャカルタの楽しい一面を見ることができるので、是非。
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