2018年12月 1,000ウォン=約100円
大韓航空でドバイから東京に戻る時、仁川で約5時間のトランジットがあった。
ラウンジにいてもいいけど、韓国なら5時間あれば何かしらは出来るので入国することにした。
ソウルに出てもいいけど、折角なので仁川市内に行ってみることにした。
前はソウルに出て焼肉を食べに行った。
仁川国際空港から仁川駅に出る
僕が使ったのは仁川のターミナル2、大韓航空などスカイチームが発着するターミナルとなる。
路線バスは到着ターミナルから出発。空港が始発ではない。空港鉄道は地下出発。
6番のゲートを出て、6Bのバスターミナルへと向かう。
インフォメーションの人に聞いたら、307番が仁川駅まで行くとのこと。よく聞く306番はターミナル1の話。
バスはそこまで本数は多くないぽい。30-1時間に1本とか?幸い僕はほぼ待たなかったので運が良かった。
青色。バスの乗降口は前の1箇所のみ。乗り降りする際にT-Moneyをタッチする。現金でも支払いは可。
現金だと2,400ウォン(約240円)、T-Moneyだと1,650ウォン(約165円)。結構安い。
ただバスはかなり時間がかかる。日曜の昼間、ほぼ客もいなくて、道もガラガラなのに仁川駅まで1時間半かかった(11時37分に出て、13時15分に着くぐらい)。
これは仁川空港のある島をぐるぐる巡回しているから。なので時間がかかってしまう。
ただバスは東仁川駅、新浦市場、仁川駅と主要部を通る。仁川駅が終点ではない。降りる時はブザーを押し、T-Moneyをタッチする。
仁川駅を降りると目の前がチャイナタウン。
帰りは反対側から乗ればOK。
仁川のチャイナタウン周辺を散策する
仁川市もかなり大きな都市で、ソウルの通勤圏内にある。港町でもあるから、東京と横浜、大阪と神戸、北京と天津みたいなイメージ。ソウルよりも物価は安い。
チャイナタウンというのも横浜や神戸みたいだ。
1883年に仁川が開港したことで中国人が入ってきた。ただ戦争で日本と中国が対立してたため、日本の統治下であったことから、華僑が減ってしまったそう。今は観光地として再度盛り返してるという状況。
なので古い街並みやローカルなチャイナタウンというよりかは、これも横浜や神戸みたいは観光地化された中華街。
行ったのは日曜だったけど、韓国人だらけだった。
仁川駅を出ると目の前に門が見える。
広くはないので、のんびり歩いても30分ぐらいで回れる広さ。坂を歩くことになるから、スニーカーの方が楽。
ここで名物のジャージャー麺を食べようと思ったんだけど、日曜の昼なので有名店はどこも行列だったし、さほどお腹が空いていなかったので、特に食べなかった。
「共和春」のジャージャー麺は美味しそうだったけど、一番並んでたな。
「萬多福」もジャージャー麺で有名なお店。
いかにもというお店。横浜中華街とはまた違う雰囲気。どうしてもご飯屋さんが多くなるよね。
混んでる店と混んでない店がはっきりしていて、口コミ社会だなと思った。
日本と同じように食べ歩きができる。
チャイナタウンの真横には「松月洞童話村」というインスタ映えスポットがある。
名前の通り、有名なキャラクターやメルヘンな世界を演出しており、原宿のユニコーンなお店を過剰にした雰囲気。
この日は生憎の曇り空なので、映えるような景色ではなかったけど、天気が良い時は面白いだろうな。
「許可得てるの?」と思う部分はあるけど、そこは気にしない方がいいだろう。
これ以上言うことはないので、次へ進む。
この辺を歩くとチャイナタウンに戻ってくるんだけど、ここは清日租界時代の境界線だった階段。
僕は上から下ったんだけど、階段の上には孔子の石像がある。
下から見て左が中国式、右に日本式の石灯篭が並んでいる。当時はそのような区別をしていたのかは定かではないけど、分かりやすい。
階段を下り左手に進むと旧日本時代のエリア。2-3階建ての家屋が建ち並ぶ。
ここらはカフェが多い。古民家を改装したわけではなく、新しい建物だけどあえて古い雰囲気にしたり。
人もそこまで多くはなく居心地が良さそうなお店がいっぱいあった。休憩には丁度いいかもしれない。
招き猫。
人力車。
「人間の力」。
銀行など旧式の建物も残されている。
再びチャイナタウンを通って仁川駅に戻ったんだけど、パンダがやっぱり多かった。
パンダは好きなので良いんだけど、なんかかわいいパンダというよりかは、バカぽいパンダで面白い。
トルコアイスのお店も。どこにでもあるよね。
14時前。日曜なので混んでたな。
仁川駅から空港へ戻る
降りた反対側、駅の目の前のバス停で307番を待つ。土日は30分に1本ぽいけど、2分ぐらいで来てくれたので助かった。
乗車したのが14時。滞在1時間もなかった。
このバスも寄り道しかながら進んでいくので、結局空港着は15時50分。2時間近くかかってる。
出発ターミナル→到着ターミナルという順に進んでいくから楽だけど、使い勝手は悪いかな。
17時20分発に対して、16時近くの到着なので、意外とギリギリ。
もしバスに乗れていなかったり、のんきにジャージャー麺食べていたら間に合わなかったので、
そう考えるとかなり怖い。
まとめ
往復のバスで4時間近くかかってしまった。
正直これならソウルまで出て、仁川まで電車で行く方が早いと感じるぐらい。
多分純粋に電車を乗り継いで仁川行くのが早いと思う。バスは安いけどね。
こんなに時間かかるなら、素直にソウル市内に出て遊ぶ方が良かったかな。
今回は勉強ということになるけど、仁川はテンポあげて歩き回ったから、少しゆったりしたかったのが本音。
なので「仁川市内近いから行こうかな」と思っている人は、タクシーか電車を乗り継ぐ方法が良いです。
バスを使っていくのは、宿泊するとかなら別として、6時間程度のトランジットでは向かない。
この記事を見て、トランジットの過ごし方の参考となれば幸いです。
地図: