2019年12月 1BHD=約290円、1SAR=約30円、1AED=約30円
2019年12月にサウジアラビアとバーレーンへ旅行をしてきた。
期間は9日間、平日に5日休みを取り、前後の土日とくっつけた形である。
観光客向けのビザが発給されたサウジアラビア、前々から一番訪れてみたかった土地だ。
なので少し無理を言って休みを取らせてもらい、僕は旅へと出かけた。
今回はサウジアラビア旅行のまとめ及び予算について紹介したいと思う。
旅のルート
・1日目(11月29日/金) 機内
夜 成田発のエミレーツでドバイへ(約12時間)
【泊】機内
・2日目(11月30日/土) バーレーン
朝 キャセイパシフィックでドバイからバーレーンへ(約1時間)
昼~夕 バーレーン散策
【泊】バーレーン
・3日目(12月1日/日)ダンマン・サウジアラビア
朝~昼 バーレーン→ダンマンへバス移動(約2時間半)
昼~夜 ダンマン散策
【泊】ダンマン
・4日目(12月2日/月)リヤド
朝~昼 ダンマン→リヤドへ鉄道移動(約4時間)
昼~夜 リヤド散策
【泊】リヤド
・5日目(12月3日/火)リヤド
朝昼夕 リヤド散策
【泊】リヤド
・6日目(12月4日/水)リヤド
朝昼夕 リヤド散策
【泊】リヤド
・7日目(12月5日/木)ジェッダ
朝~昼 サウディアでリヤド→ジェッダへ移動(約1時間)
昼~夜 ジェッダ散策
【泊】ジェッダ
・8日目(12月6日/金)ジェッダ
朝昼夕 ジェッダ散策
【泊】ジェッダ
・9日目(12月7日/土)空港
朝 ジェッダ散策
昼 フライナスでジェッダ→ドバイへ移動(約3時間)
夜 ドバイ散策
【泊】空港
・10日目(12月8日/日)帰国
深夜~夕 エミレーツでドバイ→成田へ移動(約11時間)
サウジアラビアは広大な土地になるので、他の地方部にも見所はある。
しかし今回は初めてということもあったので、主要3都市のみを訪れた。
ここではバーレーン→ダンマンへの陸路移動体験、サウジの鉄道及び国内線を体験してみたかったというところが大きい。
また社会人の休みに限ると、これぐらいの移動が限度いっぱいとなる。
航空券は成田⇔ドバイのエミレーツ、ドバイ→バーレーンのキャセイパシフィック、リヤド→ジェッダのサウディア、ジェッダ→ドバイのフライナスを別々に購入した。
エミレーツはバーレーンにもジェッダにもフライトを就航しているが、このとしを組み込むと予約クラスがUまで上がってしまい割高になるので、別々にした経緯がある。詳細な料金は別頁に記載をしたい。
サウジアラビア・バーレーンの旅費
- 【トータル】220,661円
- VISA代:13,816円
- 航空券:132,388円
- 宿泊代:約28,215円
- 移動費:約22,871円
- 飲食代:約12,426円
- その他:9,324円
VISA代
公式HP: https://visa.visitsaudi.com/
VISAはSAR 400。上記リンクが公式。他のページは偽物。
申請して即日で発給される。顔写真入りのPDFをプリントアウトしておこう。
観光はE-VISAとアライバルがあるけども、E-VISAを事前に取得しておくのがベスト。
今はコロナの影響で発給許可が下りないので注意だけど、搭乗前とかに確認を求められたりするので、安心かと思う。
東京のビザセンターでは業務や赴任ビザなどの申請のみだ。
航空券
(エミレーツ航空:成田⇔ドバイ/往復)
区間②:17,688円
(キャセイパシフィック航空:ドバイ→バーレーン/片道)
区間③:5,833円
(サウディア:リヤド→ジェッダ/片道)
区間④:14,397円
(フライナス:ジェッダ→ドバイ/片道)
航空券の総額は約13万円。サウジアラビア往復でフィリピン航空とかで約10万になるので、これぐらいかなと思う。
ドバイまで安くチケットが購入できれば、そこからLCCや現地発チケットで安く購入するのも1つ手かとは思う。
エミレーツでサウジアラビアやバーレーンだと予約クラスが「U」になり、少し割高になってしまうので、気を付けて欲しい。
若しくは東南アジアなどまでLCCで向かい、そこからサウジアラビア行きの便(サウディアやその国の航空会社)を使うのも一つの手だろう。だいたいサウジアラビアとの関係性が深い国(移民が多いなど)を選択すると一つの手であると思う。
なのでクアラルンプールや多くの航空会社が就航するバンコクが良いのかなと考える。
スリランカ航空やエアインディアのように南アジア経由も良いかな。ただエアインディアは倒産寸前なので、選ぶならスリランカ航空の方がよろしいかと。
基本はHPで購入。サウジ国内線はスカイスキャナーとかで安く出てきた航空会社のHPで買うといいだろう。
どの路線も5,000円程度で安いのでバス感覚で使うことができる。サウディアが国営で一番規模は大きい航空会社。
フライナスはサウジアラビア発のLCC。国際線もあるので、活用してみてほしい。
・成田⇒ドバイ(エミレーツ)
・ドバイでのターミナル移動
・ドバイ⇒バーレーン(キャセイ)
・リヤド⇒ジェッダ(サウディア)
・ジェッダ⇒ドバイ(フライナス)
・ドバイ⇒成田(エミレーツ)
宿泊代
(Gulf Gate Hotel)
ダンマン(1泊):SAR 127.16 (/泊、約3,685円)
(Ruoof Furnished Units Apartment)
リヤド(3泊):SAR 235.26 (SAR 78.42/泊、約2,353円/泊)
(OYO 146 Al Asemah Hotel)
ジェッダ(2泊):SAR 415.83(SAR 207.9/泊、約6,642円/泊)
(Red Sea Palace)
バーレーンは宿代が全体的に高いので、安いゲストハウスというものは中々見つからない。
ただビジネスホテルは4,000-5,000円台であるので、1泊ぐらいならこの手のホテルに宿泊してしまうのがいいだろう。
サウジアラビアも同様だけど、探せば商人向けの宿やユースホステルが出てくる。
ただbooking.comなどの予約サイトでは見つからないことが多いので、出てくる宿は2,000円以上するかな。
高いとは言ってもドミトリーやアジアとの比較であるので、日本や諸外国の個室と考えるとまだ価格は抑え目かもしれない。
料金とクオリティは必ずしも対比しているわけではないので、そこは事前に留意していただきたいポイント。
バーレーンの宿:Gulf Gate Hotel
ダンマンの宿:Ruoof Furnished Units Apartment
リヤドの宿:OYO 146 Al Asemah Hotel
ジェッダの宿:Red Sea Palace
移動費
フライト代はここでは除いている。
現地での交通費を集計した形だ。意外に高いことが分かるだろうが、半分はサウジ内でのUber代である。
UberだけでSAR 476.76(約14,302円)生じていた。公共交通機関が発展途上中のサウジでは、車移動が基本となる。
そのためリヤドとジェッダでは路線バスがあったけど、ダンマンでは街中を走るバスはなかったし、リヤドやジェッダでも路線バスで行ける場所が限られていたので、Uberを主に使っていた。なのでこの額に達した経緯がある。現地で使えるSIMやデータ通信をしておくのがベストだ。
街中以外での移動では、
先ずバーレーンからダンマンまでバス移動をした。
前々からキング・ファハド・コーズウェイを越えてみたかったというのと、サウジに陸路で入国してみたかったというのがある。
なので訪問していなかったバーレーンと合わせて訪れた。チケットは当日購入。詳細は以下の記事に記載した。
ダンマンからリヤドまではサウジの鉄道を使った。乗車前日に駅で購入。
この区間は飛行機もあって、2,000円程度で1時間の所要と安いんだけど、ここはあえて鉄道を選択した。
飛行機はリヤドからジェッダで乗るし、サウジの鉄道は中々乗る機会がないので。
他の町移動は飛行機を使った。後は街中の路線バスなどの費用である。
バーレーンとリヤドの路線バスについては個別に記事を書いた。
食費
実働時間で考えると、1日1,500~2,000円程度かな。
ご飯については比較的安く食べられる。1,000円を越えることはないし、ボリュームもあるので、お腹いっぱいにはなる。
バーレーンやサウジアラビアは出稼ぎ労働者が多いので、色々と食を楽しめる。
インドやパキスタンは勿論のこと、フィリピンやインドネシアなどのアジア各国のフードもあるので、ご飯の選択肢は多いかなと思った。中々伝統的な料理というのは食べられない又は高かったりするので、手ごろに食べるとなるとその辺の労働者向けの食堂になってくる。
現地で食べたご飯を紹介したい。
ご当地料理
そもそもバーレーン or サウジアラビア料理とは何か、というところになってくる。
訪問するまではあまりイメージがなかったし、実際に当地を旅しても鈍感な僕には全てを理解しきれなかった。
その中でも口コミなどで「traditional」という表記があったり、現地料理に分類されるお店を紹介したい。
ちなみに「Al Baik」というのはジェッダ発のファストフード店になるんだけど、サウジではファストフードの店がかなり多いのとジェッダ周辺にしかお店がないので、ここで紹介させてもらった。
フィリピン料理
フィリピン人の出稼ぎ労働者が多いサウジアラビア。世界でもこんなにフィリピン料理の店が集積しているのも珍しいと思う。
ジョリビーがあったのは流石だと思ったな。リヤドのバトハー地区がフィリピン人街になっている。
もし確実なご飯を食べたい時はここに訪れるといいと思う。
インドネシア料理
同じくインドネシアも出稼ぎ労働者が多い。ネシアもフィリピンもメイド職につく割合が高いので女性も多い。
ネシアは巡礼もあるので、ジェッダの旧市街近くにお店が集積している。リヤドのフィリピン人街と比べると範囲は小さいが、世界でも珍しい景色が見れるだろう。
南アジア料理
一括りにしてしまったけど、インド・ネパール・パキスタン・バングラデシュ・スリランカからの出稼ぎ労働者が多い。
殆どが男性だけどスリランカ人はメイド職で来る人もいるので、家族で渡航するケースもよくある。
だいたいはインドかパキスタンだけど、バーレーンではネパール料理屋さんもあった。間違いがない料理だし量もあって安い。
アラブ料理
コシャリとケバブをダンマンで食べた。逆にそれ以外は上記料理しか食していないことになる。
エジプト人はスーダン人など多いので、この手の料理を食べるのは結構容易だ。
カフェ
3軒のカフェに訪れた。リヤドとジェッダ、ドバイなんだけどどこもオシャレで素敵。
特にジェッダのカフェは雰囲気が抜群で是非訪れてほしいなと思った。
SIMカードについて
サウジアラビアではSIMカードを購入して旅行を進めた。
普段はSIMカードは特に買わないで現地ホテルとかのWIFIだけだったけど、Uberを使うために買った。
日本から持っていったiphone 6sに挿入。
SIMカードは空港で買うのが一番手っ取り早いけど、僕はバーレーンから陸路で入ったので街中で購入するしかなかった。
購入は携帯会社のオフィスが確実。現地キャリアはSTC、Zain、Mobilyの3社。こだわりは特に持つ必要はないと思う。
google mapで各キャリアを入れると、地図に表示されるので、そこのオフィスに行くとよい。ショッピングモールに入ってる店が一番分かりやすいかな。
街中の数社まとまってるショップや現地労働者向けの店、露店はイカマ(許可カード)がないと購入ができない。
この際指紋認証とパスポート原本が必要となってくるので、必ず持参しておこう。また現地SIMは1枚しか買えない。
複数キャリアをまたいでの購入も不可になる。
僕はZainで買ったけど、SIMカードを差し込むだけですぐに使えた。難しい手続きはなかったし通信速度も速かった。不便無し。
ただ街中のオフィスで買ったけど、かなり人で混んでいたのと、仕事がゆっくりなのでかなり待たされた。
幸い、昼休み休憩前に僕は購入できたので良かったけど。店員さんは英語もできて親切に対応してくれたし、香水かけてくれた。
サウジのお土産
スーパー:SAR 31.5(約945円)
スマホカバー:SAR 15(約450円)
マグネット:SAR 35.5(約1,065円)
先ずスタバのマグカップとタンプラーから。あまり期待はしていなかったけど、ジェッダの「Red Sea Mall」で購入。
各SAR 19(約570円)と破格の安さだったので、一つずつ買った。デザインも何かリヤドより好きだったので良い買い物だと思う。
スマホカバーはリヤドのバトハー地区のショップで購入。適当に歩いていて見つけた店なので、詳細は案内できず。
これはサウジの国王と王子の写真入りということで記念に。
職場へのばらまき用のお土産はスーパーにて。16個入ってSAR 8(約240円)とかなり安かった。デーツ入りクッキー。
パサパサ感はあるけど安価でお手頃なので良いと思う。街中のスーパーに置いてあることが多いかな。
(スーパーは、LuLu, Carrefour, Panda, Danube 等。街に必ずある。Hypermarketは大きいスーパー。)
サウジ旅行で注意すること
実際にサウジを訪れてみて感じたことを紹介していく。
気候に注意
先ずは訪れる時期は「冬」を推奨したい。
サウジアラビアはケッペンの気候区分では「砂漠気候」である。
しかし内陸部のリヤドと沿岸部のジェッダやダンマンではまた細かく異なってくるので、そこは気を付けたい。
「サウジアラビア=暑い、乾燥している」というイメージがあるだろうが、正解でもあり間違いでもある。
アラビア半島の広い土地があるので、各地方ごとに異なる部分があるが、ここではメインのリヤドとジェッダについて記したい。
先ずリヤドは内陸部に位置しており、典型的な大陸性砂漠気候だ。
そのため常に乾燥しており、年間を通した気温の上がり下がりが激しい。
春~秋は30度以上の暑い気候となり、昼間は出歩くにはキツい環境となる。ただ砂漠気候なので、夜になると落ち着く(暑いけど)。
しかし冬になると昼間は太陽の日差しが眩しいが、夜になると冷え込むことも。僕は12月に訪れたけど、昼間は汗が出るほど暑かった。暑いというより暖かい感じかな。朝晩は上着が欲しいと思うほど、けど昼の体温が残っていると過ごしやすい。
稀に雪や雨が降るということも聞く。雨が降ると排水機能が整備されていないので、洪水や道路が冠水などの事例もあるようだ。
ジェッダは紅海に面しているので、高温多湿の気候となる。リヤドとは全く異なってくる。ドバイとも少し違う感じ。
リヤドと同じ雰囲気ではないので、そこは注意したい。とにかく年中30度越えているというほど暑い。
春~秋は40度近くになることもあるので、出歩いてはダメ。12月でも暑かったので、涼しいシャツを着るのがベストかも。
社会活動も夕方以降になる、朝や昼は殆ど動いていないので、あまり期待しない方がいい。
僕はユニクロの白シャツとポロシャツを持参した。足元は肌を見せない方がいいので、ストレッチが出来るジーンズで。
これで何とかなるけど、この気温差や各都市の気候の違いで体調を崩さないようにしてほしい。
ジェッダは多湿なので気にはならないけど、リヤドは乾燥しているので、肌荒れなど気を付けたいところだ。
イスラム教に従おう
イスラム教はご存知サウジアラビアの国教である。そのため生活習慣が全てイスラム教の基礎に基づいている。
かなり厳格になる。「郷に入っては郷に従え」だ、生活リズムを合わせていこう。他国のイスラム教の国とは少し違う。
アルコールが飲めないとか、写真撮影に気を付けるとか、その辺は当たり前のことかと思うので、割愛させてもらう。
お祈り休憩
先ずサウジアラビアに来て「洗礼」を浴びるのは、お祈り休憩だと思う。
最初はこのリズムに慣れなかった、だいたい2日すれば「あーこうだな」と感じるようになる。
お祈り休憩というのは、イスラム教は1日に5回のお祈りがある。そのお祈りの時間帯になると店が全て閉まるということだ。
礼拝時間は太陽の位置によって変わるので、毎日微妙に異なる。
なので参考程度にしてほしいのだけれど、僕が訪れたタイミング(12月上旬)ではこんな感じ。
だいたい15~30分程お店は閉まる。
① 朝5時28分
② 昼12時15分
③ 昼15時20分
④ 夕17時42分
⑤ 夜19時12分
朝に関してはそもそも起きていないので、別に問題ではない。
また正午頃のお祈りもその時間を避ければいいので、気にはならなかった。
また15時台の休憩もホテルにいるか、カフェにいるか、街歩きをしていたので、そこも問題ではない。
ただ4回目と5回目が悩まされた。というのもこの時間の間が短いのだ。
17時40分頃からお祈り休憩が始まり、30分休んだとして、18時10分にお店は再会。しかしその1時間後にはまた閉めてしまう。
丁度夕食の時間帯でもあるので、僕はこの18時台を狙って訪れるようにしていた。5回目のお祈り後だと遅いから。。。
ちなみに自分が店に滞在していて、お祈り休憩に重なった場合はどうなるか。
それはお店ごとに対応が異なる。小さな個人商店とかでは追い出される。
カフェやレストランではドアは閉めるけど、その間は店内に待機していて良いことが多い。勿論会計なども出来ない場合が殆ど。
スーパーや大きなショッピングモールでも同様な形。ショッピングモール自体は開いているけど、店のシャッターが閉まっている。
タクシーやUber、バスなどの公共交通機関は動いている。ただUberの配車は時間を避ける方が吉かも。
一日のスケジュールや行動はこのお祈り休憩を重視しながら組み立てると「あっ・・・」とはならないはずだ。
女性の社会活動
サウジアラビアを旅する上で、男性に関しては特に問題はない。
しかし男女カップルや女性一人旅は他国と比べると少し旅しづらいと思うこともあるだろう。
そもそも「女性は家庭で」という慣習がまだ根付いているので、街中を女性一人で出歩くという行為が当たり前ではない。
今後のサウジビジョンや時代の流れと共に、女性の雇用が増えたり、女性同士でも出歩くというシーンが増えている。
なのでインフォメーションなど女性と接することもサウジ内でも出てくるのだが、それでもまだ発展途上である。
観光緩和に伴い、男女でもホテルに宿泊できたり、男女別の会計が無くなったり、など社会として変化は垣間見える。
しかし何百年と根付いた文化というもの、慣習というものは直ぐに人の中から排除されるわけではない。
ということで、旅をしていると色々と制限が出てきたり、不憫に感じたり、不安を覚えることもあるだろう。
けどそれは現在改善中で、彼らの文化故の事なので広い目で見て欲しい。ただ悪気がある輩には断固とした姿勢で挑もう。
これからのサウジアラビアの施策や政策に注目しておこう。
配車アプリを活用する
とにかくサウジアラビアは車社会だ。僕が訪れたどの国よりも車社会だと思う。
1,000万人以上の出稼ぎ労働者がいるのに、これほど公共交通機関が発達していないのは、珍しいケースだと思う。
鉄道や飛行機など都市と都市を結ぶ移動は特に支障はない、特に飛行機は安くて便利なので活用していこう。
ただ都市内の公共交通機関は中々の貧弱具合だ。僕が訪れたダンマンとリヤド、ジェッダでは路線バスはあったけど、ダンマンは近郊都市を結ぶ路線のみ。リヤドは路線数はあるし本数もあるものはあるけど、路線網がリヤド全体ではないので使いにくい。
ジェッダに至っては旧市街から北部と東部を結ぶ路線で観光地へは向かわない。
バスを使えば安く移動できるけど、ちょっと観光とは異なるので、使える場面も多くはなかった。
タクシーも台数は滅茶苦茶あるわけではないので、ここで活用したのが配車アプリである。
UberやCareemがメインの配車アプリ。僕はUberに絞って使っていた。だいたい大都市なら10分も待てば車が来るので便利。
1回あたりの料金はそこまで高くはないけど、長距離だと1,000円以上はかかるので、何度も使うとコストはかかってくる。
サウジのUberは一般車だけではなくタクシーも来る。タクシーの方が料金は安い。値段交渉しなくて良いのは楽。
ドライバーはサウジ人もあるし、出稼ぎ労働者も多い。だいたいは英語が話せるので意思疎通に困ることはないと思う。
僕は助手席に座っていたけど、女性はドライバーから手が届かない後部座席に座ろう。良い人が多いけど、絶対ではないので。
あと「サウジ走り」と言われるような無謀な運転も多い。
名古屋走りと近い存在、ウィンカー無しの車線変更上等、割り込み運転よろしくという感じでとにかく荒い。
僕だったら運転したいとは思えない。特にリヤドは酷い。助手席に座っていて少しヒヤヒヤしていた。
観光について
サウジアラビアの観光はまだ発展途上だ。ツアー代も高かったりするし、旅行者も多いわけではない。
なので「観光目的」で訪れてしまうと少し物足りないかなと思う。
ダンマン⇒リヤド⇒ジェッダと訪れて観光や街歩きした記事を紹介したい。
・ダンマン
・リヤド
・ジェッダ
まとめ
バーレーンとサウジアラビア旅行は楽しかった。
サウジアラビアは特に僕が昔から行きたかった場所、この地に訪れて僕の旅欲が燃え尽きたこともあった(今は復活)。
それだけ全て見る景色が新鮮だったし、あらゆる事象に感動していたな。今もあの興奮は思い出すほど。
サウジアラビアはまだ観光などが発展途上である国。
なので観光目的や景色目的とかで訪れると「あれ?」と思うと感じる。
「サウジアラビア」という国や「イスラム教」「多民族社会」という観点が気になる人はとても楽しく旅が出来ると考える。
この記事がサウジアラビア旅行への参考になれば幸いです。
細かな気になることがあれば、TwitterのDMまで連絡いただければお答えいたします。
またTogetterではサウジ旅行でツイートした内容をまとめています。
Twitter: @Kouhei50
Togetter: サウジアラビア旅行記