2017年9月 1人民元=約17円
京津高速鉄道
北京へ行く時、往復天津で取っていた。天津と北京は高速鉄道でわずか30分で結ばれているので、興味本位で使ってみることにした。
チケット購入(天津)から改札まで
天津⇄北京の路線は基本的には天津は「天津駅」、北京は「北京南駅」を使用する。
ただ一部の電車は、天津南駅を利用したりするので、下記の時刻表を見ておき、メモしておくといいかも。
URL:http://www.gaotie.cn/
天津駅ではいくつかチケットを購入するブースがある。
僕が前来た時に見ていたのは、天津駅正面の左側。入口の左側にチケットブースがある。
だけど今回使ったのは、地下鉄から直の場所。
地下鉄の天津駅を降りて、案内の方向に進んでいくと、地下にチケットオフィスがあるのだ。
そこには手荷物検査を経て、チケット購入、そしてそのまま改札という流れになるので、前売りとかそのようなことはなく、「当日」オンリーということだろう。
だから前売りの場合は、天津駅正面(屋外)から、空港など直接地下鉄で来た人は、この地下から行くのがいいだろう。
中国語はできないので、紙に書いた列車番号とクラスを見せる。
この時16時40分で、17時過ぎのに乗ろうとしていたけど、満席と言われてしまった。ちなみにチケットのお姉さんは英語ができた。
横入りしようとする中国人は無視し、引き続き空きがある列車を教えてもらう。
すると1時間後まで満席!結局17時47分発の2等で購入した。購入時、パスポート必須。
列車番号が「C」から始まる電車は、基本的には北京と天津を往復する電車なので、速いし、遅れることも少ない。
また1等が65.5元(約1,114円)、2等が54.5元(約927円)と190円程度しか変わらない。その差なら往復1等が良かったんだけど、往路は2等しかないので、どちらも乗ることに。
北京南はかなり混んでるということなので、天津で往復購入することにした。
チケット買った時、追加で5元(約85円)発生したけど、手数料ぽい。
多分「発駅」以外のチケットを購入したからかな。なので天津→北京だけなら発生しなかったけど、北京→天津を買ったから発生したものだと。
とはいえ、北京南は混んでるし、満席とかでバタバタしたくないので、安心代だと思えば安いものだ。
そのまま待合室へ。パスポートと先ほど買ったチケットを係員に見せて、ハンコを貰う。
待合室も2パターンあるぽく、ここは地下だけど、地上から入ったら地上の待合室がある。上手く分散させてるのかな。
乗り場は7から15まで。電車の時刻表見ていても「C」ばかり。デカい荷物持ったおじさんが「ここじゃない!上!」と言われてたから、長距離とかは地上からの入場となるのだろう。
北京以外だと、石家庄や大連、青島、太原行きがあった。
地下は京津高鉄オンリーということかな。
後は改札を待つのみ。日本とは違って、ホームに行って待つことはなく、出発20分ぐらい前に改札がスタートする。
とりあえず待つ。駅にはフリーWi-Fiがあったけど、接続の仕方がよく分からなく、回避。横のおばちゃんがものすごく咳していて、心配になるレベルだけど、口を押さえないでしているのには、諸々心配になってきてしまう。
とりあえずスムーズに行けたけど、写真撮る雰囲気ではなかったので、あまり撮影はしていない。
お金を気にする人は地上で買えばいいと思う。北京専用の窓口もあるぽいし。特に気にならない人は、地下鉄からそのまま買って乗車するのがスムーズかな。
天津から北京へ
17時47分のC2238、チケットはこんな形。
右上の「检票」がプラットホーム、「06车 09C号」が号車と席番号。
これなら15番のホーム発、6号車9番のCとなる。
2等は3-2のシートなので、新幹線同様、3列シートの通路側ということだ。
よくよく思うと、10分に1本ぐらい出ているのに、土曜の夕方とはいえ、満席になるのは凄いなと。ドル箱路線なんだろうな。
17時47分の電車は、17時32分と15分前に改札スタート。我、我という形で中国人が改札に進んでいく。
始発だし、通路側だし、指定席なのでのんびり行くとしよう。
改札はチケットを通せばOK。
ホームに行くと上と地下からそれぞれ合流。
列車は8両編成。1号車が1等とビジネスシート、他が2等という様子。
少し汚いかと思ったけど、新幹線なみの綺麗さ。これにはびっくり。
荷物置く場所や売店まである。これには驚き。
身なりがいい人が多い印象。若い人も多かったな。土曜だからかな。平日はビジネスマンが多いのだろう。
そして車内が静か。新幹線乗ってる気分になった。
前に荷物置いてるけど、足元も広い。2等で充分だと思う。
ちなみに車内は禁煙なので、ホームでがんがんタバコ吸ってる。OKなのね。
電車は17時47分に天津出発。定刻通り。中国の鉄道って、妙に信用できるのは何だろうな。改札は出発前になると締め切るので、気持ち早めに行くといいだろう。
北京南駅には18時28分着なので、40分ほど。俺の通勤時間と変わらない。
電車は静か。15分後に武清駅に到着。ここから地味に人が乗り込んできて、他の号車はほぼ満席に。天津駅で混むんじゃなかったんだね。でも僕がいたところは殆ど来なくて、何でかなと。
次は北京南駅。20分ほどで到着だ。
途中295km/hのスピードが出たけど、300オーバーにはならず。
1分ほど遅れて北京南駅到着。出口は前方。流れに沿って降りて行く。
降りる時も改札はあるけど、チケットは回収されなかった。
北京南駅、想像以上に大きい。ありとあらゆるチェーン店が入っているから、食事に困ることはなさそう。
導線に沿って行けば、地下鉄の改札もすぐ。このスムーズさ、東京駅とは違う。
窓口で一卡通を購入。20元チャージ、30元が使用可能。一々チケット買う手間暇やバスに乗るから買って置いたほうがいい。払い戻しもできるし。
そのまま地下鉄に乗り、宿のある駅へと向かった。
まとめ
天津から北京まで高鉄に乗った。工程が少し日本とは違うけども、車内は快適だし、何よりあっという間に到着するのがありがたい。
1,000円ほどで安いし、快適なので一度使ってみてはどうだろうか。
北京や天津から、それぞれの街に日帰りする時も使える。
ただ駅に行く時、2分前に着いてそのまま乗れる日本とは違うので、余裕を持って行ってほしい。