【チュニジア】チュニス観光:メディナ(旧市街)と新市街のコントラストが面白かった。

2018年11月 1TD=約40円

チュニスは世界遺産に登録されているメディナがある。そこはアラブの世界、メディナがあるところは活気があるのは共通だ。

新市街とメディナ、この二つはかなり対象的だ。
新市街は古いけども道が整備されており、開放的な雰囲気なのに対し、メディナの中は迷路のような小路が続き、狭い路地に建物が並んでいる。

どちらにも良さがある。新市街は「ボンジュール」、メディナは「サラームアレイコム」という様子。

そんなメディナを適当に散策した時の様子を残しておきたい。

メディナを歩く

メディナの主な入口はフランス門となる。
目抜き通りのハビブ・ブルギバ通りを進んでいけば、フランス門に到達する。僕の泊まっていたホテルもかなり近かった。


フランス門の周りは広場になっており、オープンテラスのあるカフェやホテルが入っている。かなりフランス度が高い場所だ。

しかし一歩メディナの中に入れば、仏感はなくなる。そこはアラブの世界だ。

メディナは日曜休み、日曜に行っても閑散としている。
また朝も10時ぐらいから多くの店がオープンするので、賑やかな空気を見たいならば、昼前後に行くといいかも。

逆に静かな雰囲気を堪能するなら、朝がいいかな。
夜は一気に人通りが減るので、慣れていなければ、大きく推奨はできない。

メディナの中心はグランドモスク。
フランス門の前にあるストリートをひたすら道なりに進んでいけば、モスクの前に到着する。

そのストリート沿いにはお土産屋さんが並んでいて、だいたいどこも揃えてあるものは同じ。
モスクは中に入れるぽいけど、月曜行ったら閉まってた。なので中に入れず残念。仕方ない。

メディナはかなり入り込んだ場所、僕は路地裏散策を楽しんだ。
この町歩きは地図を見ずに、「いいな」と思う感覚のみで進んでいった。

どこを進んでも、メディナはめちゃくちゃ広いわけではないし、車通りのある道には出るから心配は要らないだろう。

あと一部のスーク(グランドモスク周辺)は屋根付きなので、ここは天気が悪くても大丈夫。ただメディナ内も石畳なので、サンダルはおススメできない。
グランドモスク周辺のお店は観光客向き、貴金属を売る店もある。

だけどそこから離れるに従い、ローカル度合いも高くなってくる。服屋さんが多いかな。

素敵なお店。タイルが美しい。

ご飯屋さんは食堂よりかは、軽食(サンドウィッチ系)を出す店が多い。またカフェ(と言うなのチャイハネ)もあるから、休憩がてら立ち寄るのもいいだろう。3TD出せばお釣りがくると思う。

メディナ内に、ラム肉の美味しい店があったので、合わせて紹介したい。
過去記事:

【チュニジア】チュニス:メディナの「El Abed」で絶品ラム肉料理を。

2019年2月28日

このメディナでは迷うことを目的として歩き進めよう。ふとした瞬間に「おっ!」と思うような景色が待っているはずだ。

あとドアも見てみて。ホント良い。

旧市街を抜けるとカスバ広場(政府広場)に出て雰囲気が変わる。とりあえず広い。
奥にあるのはチュニスの市庁舎。

地図:グランドモスク(メディナの中心)

メディナを上から眺めてみよう

メディナの写真を探すと、屋根の上からモスクの塔などを収めた写真がある。
これはお土産屋さんなどが、屋上を空けていて(有料)、そこで撮ることができるのだ。

僕は「パノラマカフェ」という店に行った。
お土産屋さんだと「言った、言わない」でトラブルになりそうだけど、カフェなら明瞭会計だ。

グランドモスクのすぐ近くにあって、上で紹介した「El Abed」まで行く道の途中。
店に入ると廃墟みたいに感じるけど、営業しているのは屋上になるから、階段を上がっていこう。

屋上に上がると、名前と遜色のないパノラマが広がる。グランドモスクも目の前に。
ここでお茶しても良かったけど、店員さんが接客する気ゼロで、何もサーブしてくれそうになかったので、写真2,3枚だけ撮って後にしてしまった。

1TDぐらいは渡す方が良かったかな。
これもタイミングによると思うので、コーヒー飲むぐらいの覚悟で行くといいかも。多分5TD(約200円)ぐらいとは思う。

ただ天気が良いと、写真のような素敵な景色が見れるから、のんびりしてもいいかも。

地図:パノラマカフェ

ちょこっと新市街を紹介

メディナと隣り合わせに新市街がある。フランス門を境に分かれている。
新市街は南仏の地方都市みたいな雰囲気。メディナは「サラームアレイコム」、新市街は「ボンジュール」と空気が違う。

新市街の目印となるのが、時計台とカテドラル。

この間を「チュニスのシャンゼリゼ」のハビブ・ブルギバ通りが結んでいる。

すげえ共産チックな建物。どういう建築方式なんだろう。

通りにはオープンカフェが立ち並び、カジュアルなブティックショップや銀行など。


アラビア語がなければ、南仏の雰囲気。

モノプリもある。北に行けばカルフールも。

警官も多いけど、ここでは女性警官の姿も見かける。女性が店員さんも多いので、湾岸諸国やほかのイスラム圏より開放的だなと。

僕はよく海外の広告が好きで、「これはここと似てるな」とか思ってる。

チュニスの広告やポスターはアラビア語だけど、フランスにもありそうなもの。舞台のチラシもそうだし、人の雰囲気なのかな。やっぱ影響があるんだなと感じた。

新市街はトラムが通っている。最寄りは国鉄バルセロナ駅(Gare de Tunis)と隣り合わせにあるメトロステーション。
トラムは距離に応じて値段は違うけど、1TD出せばお釣りは必ずくる。平日の朝晩はかなり混雑するから注意して。

昔の車体と新しい車体がある。

新しい車体に乗ったけど、パリ郊外トラムのような。

路線図があるので番号を確認しよう。同じ線路を走るので、乗り間違い注意。

ちなみに夕方になるとラッシュで混む。特段用事がなければ乗らない方がいい。


路線バスは時計台又はバルセロナ駅まで出ないと走っていない。空港往復しか使う機会はなかったな。
たいていが、黄か白の古い車体。



ただ稀に、パリの路線バスのお下がりが走っていて、これはパリと同じカラーのまま。
曇り空と相まって、パリ北部にいる感覚。

車内もそのまま。

パリは前乗り、後ろ降りだけど、チュニスでは後ろ乗り、前降りとなる。
ドアの表示に騙されないで。

地図:モノプリ

少し夜を歩く

チュニスでは夜を歩くことは殆どなかったけど、一度だけ夕ご飯を食べに出かけた。

平日の夜だけど、新市街は人通りも多く、治安は問題なし。だけど裏道やメディナは人通りが減るので注意。

チュニジアは政治的に落ち着いたとは言われているけど、まだまだ安定したとは言われていない。
政治的な集会やデモがあるので、そこは気をつけてほしい。パリよりはマシだろうけど。

【チュニジア】チュニス:「Le Capitole」のセットメニューが手頃で美味い。

2019年3月6日

まとめ

チュニスのメディナと新市街を紹介した。
対極の2つの世界。どちらも魅力はあるけど、やはり歩いていて楽しいのは、メディナだ。迷路のような小路は、冒険心を掻き立ててくれる。

そこまでエリアとしては広くはないから、急ぎ足なら半日あれば十分かな。
シディブサイドも入れると、2日あると少し時間が余るぐらいかも。

のんびりとした滞在を過ごしてもらいたい。

過去記事:

【チュニジア】「シディ・ブ・サイド」地中海と青と白の街並みが美しかった。アクセス情報まとめ。

2019年2月22日

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