ヨルダンにある世界遺産・ペトラ遺跡に行ってきました。
2013年4月 1ディナール=約143円
ペトラ遺跡へのアクセス
アンマンからバスで3時間半。ダウンタウンからセルビス(乗合タクシー)で10~15分のところに、JETT社のバスオフィスがある。
※タクシーなら1JD(約143円)、セルビスなら0.5JD(約71.5円)。
JETT社は国営で大手。安心感がある。ペトラ遺跡往復で19JD(約2,717円)。途中の村には寄らず、遺跡入口近くのバス停まで行くので、村で泊まりたい人は注意。乗客はペトラへ行く人だけなので、100%観光客。少し安心感もある。
朝6時半にアンマンを出て、ペトラ着は10時。帰りは、ペトラを17時に出て、アンマンに20時半に着く。日帰りも充分可能。時間がない人にはオススメだ。
↑ジェット社のバス
「世界一高い」入場料
バス停からお土産屋街を5分ほど歩くと、チケット売り場がある。1日券は50JD(約7,150円)、2日券は55JD(約7,865円)、3日券は60JD(約8,580円)。はっきり言って、高い。
学割も効かないペトラ遺跡。かなり鬼畜の所業である。入場料が「世界一高い」というのも納得。しかし、最初に言うが、僕は「7,000円も払った価値がある」場所だと感じた。※噂によると、2016年1月から値下げするみたいです。
- JD21.00(1日券)(約3,507円)
- JD26.00(2日券)(約4,342円)
- JD31.00 (3日券)(約5,177円)
ペトラ遺跡
いざ入場。最初に下り坂を進んで行く。下は砂利道。サンダルよりスニーカーなどの靴がオススメだ。夏場は暑いけど、我慢するしかない。少し進むと、馬車やロバが待機しているが、高いのでスルーしていく。値段は覚えてないのだが、1,000円は確実に超えてるはず。勧誘も”No thank you.”と言い、無視して構わない。”シュクラン”も言うと丁寧。
道は一本道なので分かりやすい。観光客が同じ方向へ進んでいくので、迷うはずがない。岩場の間を進んでいく。入口から30分ぐらい。だんだんと雰囲気が出始めてくる。
脳内では「インディ・ジョーンズ」の曲がかかり始める。ハリソン・フォードとショーン・コネリーが出てきそうだ。そして、いよいよ。待ちに待った瞬間がやってきた。
目の前に「エル・ハズネ」が現れた時、思わず「おー!」と声を出してしまったほど。小学生の頃から「この遺跡はどこなんだろ」と映画で興味を持っていただけに、この景色を見れたことに感動。正直、これだけに50JD払った価値があるほど、この瞬間が素晴らしい。
↑インディ・ジョーンズ
観光客が多くいる。当たり前だ。ロバや馬車も多くいる。だが、乗らない。エル・ハズネの中に入ることは出来ない。小学生の頃、「この中にトリックや罠があって、カップを取りに行くまで一苦労するのかな」と思っていた。本当はセットだということを知ったのは、高学年になった時。
いつまでも眺めていた景色だが、先へ足を進ませる。ゴールは「エド・ディル」だ。ペトラ遺跡は本当に広い。1つ1つを丁寧に見ていると、帰りのバスに間に合わない。メイン通り沿いの遺跡だけを見て、殆どを端折った。
↑土産物屋のおばちゃん
ヨルダン人は1JDで入ることが出来る。タージマハルと同じ仕組み。ヨルダンの貴重な観光資源なので仕方ない。また、ペトラ遺跡中の物価も高い。お土産もそうだし、コーラも2~3JDぐらいする。街中で買うコーラの3~4倍。中は暑い。水2リットルは確実に消費するので、夏場に行く人は持参するべき。
どんどん奥へ進んでいく。途中坂道もあり、階段もあり。”秘境”へは簡単に着くことはできない。ロバに乗れば、楽してすぐ着くんだけど、男は黙って徒歩。
エル・ハズネから歩いて1時間ぐらい。
ようやくエド・ディルへ到着した。凄く達成感がある。 今度はビューポイントへ。
反対側の上のほうへ行くと、大きなヨルダン国旗。
エド・ディルを眺めるところにあるカフェで休憩。飲み物を飲まなくても、休ませてくれた。周りがコーラやビールを飲んでいる中、僕は持参した水を飲む。しばしの休憩を楽しみ、今度は下山。元来た道を、どんどん進んでいく。確実に翌日は筋肉痛になるだろう。
出口に午後3時半頃到着。バスの時間まで、近くのホテルのロビーで休憩をすることにした。エアコンが付いていて涼しいし、wifiも繋がる。バス停近くの丘へ登ってみた。かなり美しい景色が目の前に広がる。ペトラ遺跡に高くても訪れてよかった。
17時発のバスに乗り込む。アンマンまでは寝てれば着く。日が暮れて、外が真っ暗になった頃、バスはアンマンに着いた。アンマンは夜でも治安が良いので、安心して宿へ戻れる。
予想以上に満足だったペトラ遺跡、あの景色を忘れることはないだろう。
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