【ドミニカ共和国】 サントドミンゴの安くてボリューム満点の食堂

首都サントドミンゴの食堂を紹介します。

2015年1月 1DOP=約2.6円

◆はじめに

ドミニカ共和国に訪れる旅行者には2つのパターンに分かれると思う。
お金を使ってのんびりする「リゾート」タイプと節約して現地の生活に浸る「バックパッカー」タイプだ。
今の僕は完全に後者であるので、サントドミンゴで役立つ食事の情報を提供していきたい。

まず最初に、ドミニカ共和国は外食をする文化があまりないのを知っておいてほしい。そのため他のラテンアメリカ諸国とは違い、外食する店が少ない。おまけに市場もないので、食事をする場所を探すのに困る。
大手ファストフード店は入っているのだが、値段は日本並であり、半分の物価であるドミニカからしたらかなり値段は張る。

おそらく短期旅行者がサントドミンゴ滞在時に「安くて、ボリュームある」食事にありつけるには、中国人が経営する食堂に行かなければならなくなる。
旧市街にある店はどれも高い上、観光客向け。ドミニカンの伝統料理を食べることが出来るけど、かなり値段が張る。10ドルは軽く超えてしまう。
1つだけコロン広場近くに、中華ぽい店があったのだが、値段は確認していない。伝統的な料理を提供する食堂は殆どないだろう。僕が歩いたエリアでは見たことがなかった。

サントドミンゴ滞在時に、いくつかの食堂に足を運んだ。言葉足らずな情報になるかもしれないが、予めご了承頂きたい。

◆「Pico Pollo Enriquillo」

パルケ・エンリキージョに面したところにある食堂。
地元民がたくさん座っていたので、直感的に入店。中国人経営、店員さんはドミニカーナ。女性だ。スペイン語オンリー。
「あなた中国人?日本人なの!?なら中国語話せるんじゃないの」と言われるぐらいなので、多分学歴はあまり高くないのかもしれない。
たまに超不愛想な店員いるので注意。黒人系なので「仕方ない」と思おう。

サントドミンゴでよく見かける食堂のスタイルは、作り置きされている料理を指さしで注文するスタイル。最悪スペイン語が分からなくても何とかなるやつ。
料理の雰囲気見れるし、何種類か選べるので結構いい。ドミニカンは、サラダ+肉(多くはチキン)+ご飯+飲み物というスタイルで食べている。
ご飯だけでも結構ボリュームがあるので、そこまで注文するとかなりお腹いっぱいになるぐらい。なのでドミニカではボリュームあるので、1日2食にして生活していたほど。

ドミニカではありがたいことにお米が主食なので、当たり前のようにチャーハンが店頭に並んでいる。
炒飯(chuafan)と牛肉(carne de res)で100DOP(約260円)。悪くない値段。炒飯単品なら50ペソ(約130円)ぐらいだろう。これにサラダとジュース加えたら150DOP(約390円)ぐらいはいく。
ちなみに値段表示とかはないので、値段は店員さんに聞くしかない。炒飯ならだいたい50ペソ前後、肉は50ペソ前後である。

ドミニカでは炒飯のことを「moro」と言うことを聞いていたのだが、この店では「moro」と言うとバカにされたような顔をされ「chuafan」と訂正された。
「よく知ってるわ!」と言いたくなるぐらいなんだけど、国によって炒飯の言い方が違うので、何かしらに統一してほしいと感じている。

※追記

moroとは豆を煮込んだ料理のことみたいです。失礼いたしました。

ご飯食べたら食器類はそのままでOK。店員に片付けてもらう。
安くてボリュームがあるのでこのお店はオススメ、味はめっちゃいい!!というわけではないけど、満足できるレベルであった。
夜は少し治安が悪くなるエリアなので、夜飯を食べに行く時は手ぶらのほうがいいかもしれない。

地図↓

◆パルケ・エンリキージョ周辺

先ほど紹介した店もそうだが、パルケ・エンリキージョ周辺は食堂が多い。パルケ・エンリキージョは各方面からのバスが発着するエリアなので、そういう人向きの飯屋が集まっている。
広場周辺や1本外れた道にいくつかあるので、歩き探してみてもいいだろう。

ドミニカでは「コルマード」と呼ばれる売店がたくさんある。日本のコンビニに匹敵するほど多くあり、ここでは飲み物や雑貨などを購入できるのだが、一部のコルマードではバーも併設しており、夜になると音楽をかけながらドミニカンが椅子に座って、コルマードでお酒を飲んでいたりする。

そして一部の店では定食屋も兼ねていたりするので、かなり便利な店と言える。「cafeteria」とか書いてあれば、何かしらの食事は提供しているはずなので、メニューを確認してみよう。

夜になると少し治安が悪くなるので、気を付けよう。

地図↓

◆中華街

パルケ・エンリキージョからほど近いところにある中華街。300mほどの道の両端には中国人経営の店が建ち並ぶ。

やはりチャイナタウンだ、中華料理が食べられる。レストランもあれば、定食屋もあるのでありがたい。席に座って料理を注文するスタイルの店には今回入らなかった。
店頭に並んでいる定食屋で十分だったからだ、そこまで中華街は広くないし、1本道なので店を1つずつチェックしていってもいいだろう。

レストランの値段は知らないけど、食堂なら炒飯が50ペソぐらい。
現地では「Barrio chino」(バリオ・チーノ)と中華街を呼ぶ。Av.Mexicoに面しているので、沢山のグアグアやタクシーも通るのでアクセスとしては便利な場所。

地図↓

◆おわりに

あまり多くの情報ではないけど、旅行者が使えるであろう情報を公開した。
とりあえず中華街&パルケ・エンリキージョ周辺を散策すれば、何かしらの店が見つかるはずだ。この辺りは一応治安が良くないエリアとされているので、気を付けてもらいたい。
他にも探せば色々あるのだろうが、短い滞在であったため、このエリアを見つけるので精一杯であった。旧市街エリアには食堂などは殆どないので、気を付けてもらいたい。
ドミニカが外食しない国だということを、訪問前に知れたのは良かった。おかげで対策を立てられた。店はあまり多くないと念頭に置いて、サントドミンゴに訪れてもらいたい。

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