ヤワラートにあるシーク教寺院に朝ご飯を食べに行ってきました。
2015年9月 1THB=約3.4円
◆はじめに
今回のバンコク訪問で必ず行ってみたかった場所がある。
それはヤワラートのリトル・インディアにあるシーク教寺院であった。何故ココに行きたかったのか。それは無料で朝ご飯を食べられるということ。
無料ということよりも、バンコクでシーク教の人たちがコミュニティを形成し、どのような雰囲気なのかということが気になったので、朝ご飯を食べにヤワラートへ訪れた。
◆アクセス
シーク教の寺院はヤワラートの西側に位置する。ワット・ポーから歩いて15分ほどの場所だ。
MBKやアソーク、スクンビット通り沿いからは25番の赤バスで一本。降りる目印は進行方向左手にシーク教寺院が見えて、角に曲がったところがバス停になる。
クロントゥーイやルンピニーから行く場合は4番の青バス(A/C)or 赤バスで一本だ。フアランポーン駅からは徒歩約20~25分ほど。少し時間がかかるので、タクシーだと確実だ。だいたい40~50THB(約136~170円)ぐらいで行けるはず。
ちなみに赤バスは6.5THB(約22円) or 無料。エアコン青バスはクロントゥーイからヤワラートまでは12THB(約41円)であった。
地図:
[◆シーク教寺院
チャイナタウンにひっそりと建つ寺院。辺りはリトル・インディアとなっており、サリーやインドで販売されている商品が売られている。
大きなエリアではなくとても小さいので、存在感としては大きくはない。しかし中心部では中々見かけないシーク教徒が見れたりするのはとても面白い光景であると感じる。
寺院の入り口から入場する。館内に入ると、男性が右手。女性は左手に靴を預ける。その際に番号札を貰うので失くさないようにしよう。
またここは宗教施設だ。過度な露出がある格好は避けてほしい。短パンやキャミソールはNG、出来れば長ズボンが好ましい。半袖は問題なし。
靴を預けたらまずは4階のお祈りスペースへ行ってみよう。ちなみに男性は階段方向を向いて左側、女性は右側を使う。
必ずしも、ということではないけど、あくまでもお邪魔させていただいている身なので、男女分けて上がるといいかもしれない。
階段を上がる前に、オレンジ色のバンダナを頭に巻く。これは男女問わず。帽子で誤魔化さないように。ルールはしっかり。ちなみに階段は右側が女性、左側が男性となっている。
4Fではシーク教徒の方々がお祈りすることを見れる。
BGMにはお祈りスペース横で歌う方々。凄い声が出ている上、なかなか声量が落ちないので、ちょっと驚きでもある。
館内の写真は自由だけど、決して邪魔はしないようにしてもらいたい。
ある程度見たらお食事スペースへ行こう。2Fだ。
◆朝ごはん
無料の朝ごはんスペース。かなり広い。毎朝8時から10時半まで。
部屋に入ったら右側に配膳スペースがあるので、そこでターリーとスプーンを貰う。
女性は左側、男性は右側に並ぼう。
そして目の前にあるご飯を好きなだけセルフで取っていく。残さないレベルにちゃんと取ろう。
最後にお椀みたいなコップを貰い、好きな場所へ行く。基本的には左側が女性、右側が男性ゾーンなので男女で訪れた人は真ん中辺りにいるといいかも。
地面に座り、後はご飯を食べるだけだ。
数日訪れたので各日の写真を紹介する。
↑1回目
↑2回目
↑3回目
基本的にはカレーは二種類。日によっては一種類のこともある。
ご飯とチャパティは確実、プラス惣菜みたいなのがあり、デザートもある。チャイ/水はお代わり自由だ。
ベジタリアンメニューなので肉や魚があることはない。
このようにおばちゃんが基本的に巡回しているので、飲みたい人は呼ぶといいだろう。
カレーの味はかなり美味しい。これが無料か、と感じるほど。たまに辛いのもあるけど、基本的には辛くないので、朝から食べても問題なし。
白いのはミルクとごはん?を混ぜたお粥みたいなもの。これもこれで美味しい。たまに酸っぱいヨーグルトが出てくるので注意は必要かなと。
だいたいのご飯は美味しいし、日本人の口に合うので、とりあえず全部試してみてはどうだろうか。
食べ終わったらお皿を出口近くにもっていこう。
普通にお皿を片付ける人が巡回しているので、彼らに渡してもいい。
あとは階段でバンダナを元の位置に戻して、靴を受け取り寺院を出るだけだ。実に簡単なことである。
◆シーク教寺院(GURDWARA SRI GURU SINGH SABHA)
【住所】571 Chakphet Rd, Wang Burapha Phirom, Phra Nakhon, Bangkok
【時間】08:00~10:30(朝ごはんタイム)
【アクセス】
カオサンから:徒歩30分ぐらい。王宮から徒歩15分ぐらい。タクシーで50THBほど。
スクンビットから:赤バス25番で1本。左手に寺院が見えて角を曲がったら下車。※同じ25番でも青白とピンクがあるけど、ヤワラートに行かないので注意。
クロントゥーイから:赤 or エアコン青バスで1本。
【流れ】
1.寺院に入り、靴を入口で預ける。男性と女性で預ける場所が別。
2.階段を上がる際、頭にオレンジ色のバンダナを巻く。※階段は右側が女性、左側が男性。
3.無料朝ご飯を食べる(2階)
4.食べ終わったら回収している人に任せるか、部屋の出口付近の配膳所へ運ぶ
5.バンダナを返し、靴を受け取り終了。
※露出が高い服はNG。なるべく肌が見えない格好が好ましい。
※静かにしよう。
◆おわりに
ヤワラートにあるシーク教寺院での無料朝ご飯を紹介した。
このようにシーク教徒が無料でご飯を提供する理由の一つとして、貧困層への施しというものがある。
「全ての人は平等である」という教えから、全員に対して差別なく振る舞う。なのでインド国内ではカースト制を否定しているぐらいだ。
なのでこの無料朝ごはんも、貧しい者やシーク教徒以外にも異教徒でも金持ちでも観光客でも誰でも訪れていい場所なのだ。懐が大きい。
勧誘や寄付とかもない。またタイ以外でも世界各地のシーク教の寺院では無料でご飯を振る舞っていることがある。
だからこそ、しっかりとルールは守らなければいけない。頭は隠す、露出は控えめに、寺院の中で大声を出さない。当たり前のことをしっかり守ってほしい。
僕たちはあくまでも「ビジター」だ。郷に入っては郷に従えの精神が必要なのである。
興味がある人は是非訪れていただきたい。
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