2018年11月 1KWD=約370円
あまり見所がないと言われているクウェート。
確かに見所はそんなにないと思うし、ドバイやドーハと比べると少し見劣りはしてしまうかも。
だけど、このクウェートにはドバイモールに匹敵する、中東最大級のモールがある。
それが「アベニューモール」だ。時間潰しに、アベニューモールに行ってみることにした。
The Avenuesへのアクセス
アベニューモールはクウェート市内の西側に位置している。
大半の客は自家用車で来るので、公共交通機関を使ってくることは想定されていない。
タクシーで行くのが楽チンだけれど、路線バスで行く方法は必ずあると思っていたので、クウェートの路線バスの地図とにらめっこし、59番のバスが近くを通ることが分かった。
59番は白のKPTC、オレンジ、赤と3種類ある。どれも0.25KWD(約92円)と同じ。来たのに乗れば良い。
出発地点はミルカブバスターミナル。
モールの目の前を通るけど、目の前で降りれるかは実証できていない。その理由は以下で説明していく。
59番に乗り込み、約20分程走ると、アベニューモールの近くに到達する。
目の前で降りれるか定かではなかったので、近くになったところのバス停で僕は下車した。
それがここのポイント。帰りも降りたところの歩道橋で反対に渡り、そこから同じ番号に乗って帰った。
地図:バス停の位置
59番はこのバス停を出て、アベニューモール方面に曲がっていったので、多分乗ってれば目の前に着けたのかもしれない。そこは確実な情報を伝えられなくて申し訳ない。
とりあえずここを降りて、進行方向に真っ直ぐ歩道を進んでいくと、地下駐車場の入口がある。そこから中に入れる。
ここがアベニューモールの最東端だ。
The Avenueを歩く
アベニューモールは2007年4月にオープン。まだ10年ちょっとと若いモール。
年に2,000万人以上来るみたいで、総工費も10億ドルを超えたらしい。すげぇ金のかけよう。オイルマネーだな。
850以上の店、12,000台収容可能な駐車場。
端から端まで2キロぐらいあるから、三郷のイオン並の広さ。
ここは約301,000㎡、三郷のイオンは337,000㎡。ちなみにドバイモールは350,000㎡。
本当に歩くだけで疲れる。
運動不足のクウェート人にとっては、いい運動になるかな?
ここのモールはお高めのお店ばかり。なので客もクウェート人が大半。稀に華僑や金持ちフィリピン人もいたりする。
旅行者がクウェート人の生活を垣間見る一つの場所かも。
僕が訪れたのは土曜ということもあって、かなりモールは賑わってたし、家族連れが多かった。
でもモールは広いし、天井も高いから、圧迫感というのはなくて、動きやすかった。
モールの全ては紹介できないので、目に付いたところを軽く紹介していきたい。
とりあえず端から端まで歩いて、一部2階も散策した。
メイン通りがあるんだけど、そこから何本も枝分かれしているから、細かく見ることは不可能。それこそ細かく見ていたら、一日仕事になる。それだけ大きいのだ。
各エリアごとにコンセプトが分かれているから、景観の違いも楽しめる。そこは飽きない作り。
金かけまくってるから、LED広告も半端ない。
ニコンのお店も。「ようこそ」とあるのが良い。
カタールの携帯キャリア「ooredoo」を発見。クウェートダウンタウンにもビルに広告出してたな。
H&Mは良いポジションに店を構えてた。モールの中で2店舗あったぞ。
またスタバは、各エリアに1つはあるほど。隙あらばスタバ。その内一つは、スターバックスロースタリーのお店。
モールの一部はスークぽい雰囲気になっている。
なんとキッザニアも。子連れ多いから良いだろうね。
「極度乾燥(しなさい)」でお馴染みのsuper dryもあります。
スーパーはカルフールが入居、ここ滅茶苦茶広い。お菓子とかのクウェート土産は揃いそう。
シェイクシャックも。どこでも見るよな。
このモールの中にも2店舗あった。ファストフードが好きなクウェート人好み。アメリカ資本だし。
ZARAとZARA Homeもある。それはいいんだけど、アラビア語で「ZARA」ってこうなるんだ。
モール最西端にはIKEAもある。この西側にはインテリア用品の店が沢山。
ちなみに無印もあるよ。しかも2店舗。
1つは西側の2階、もう1つが東側の目抜き通り沿い。
殆ど生活用品とか。日本よりも3割増し高いかな。
本物の無印良品なので心配ご無用。このモールが素敵なのは、胡散臭いブランドやパクリ店舗(メイソウとか)が一切入っていないという点。しっかりしてるよ。
要所要所に香水コーナーがある。「試しにどう?」とお誘いしてるけど、アラビックなモールならでは。
フードコートにはマックやKFC、バーキンなどお馴染みの店がある中、フィリピン資本のジョリビーも。フィリピン人の出稼ぎが多いのも影響しているだろう。現にフィリピン人の客が多かった。
トルコ資本の「Mado」も。こちらはファミレス。去年バクーでお世話になった。
ルイヴィトンやDior、アルマーニなどの高級ブランドショップも。
天井もこんなギラギラしてる。金の規模が一桁違う気がする。さすがオイルマネー。
クウェートの石油はそこまで質は良くないけど、浅くても取れるから安価に抑えられるみたい。だから稼げてると。電気や水道も石油から。豪華な使い方だと思い、本読んでたら、
① 発電するために、海水を取り入れ、石油で加熱して水蒸気を発生。
② 水蒸気の力でタービンで回して発電をする。
③ 水蒸気を回収して、熱を冷ますと、蒸留水を得られる。
④ 石油を使って電気と水を同時に得られる。無駄がない使い方。
なるほど。石油が安いからこそこういう使い方できるんだよね。でもよく考えた結果だと思う。
資源がある国は良いな、まだ枯渇も先だし。
ちなみにクウェートは日本車が人気で、次にアメリカ車。アメリカの車事情と瓜二つ。
車だけ見てると、アメリカにいる感覚になる。
家電はどうなのか、家電ショップも覗いてみた。
スマホはアップルとサムスンは定番、htcやソニーがあった。OppoやHUAWAIは見なかったな。俺の見落としかもしれないけど、中国要素が少ない印象。
テレビや冷蔵庫などは、サムスンやLGという韓国製品は世界共通。東芝やソニーは少し隠れているかな。
あと「Wansa」といく中国メーカーも目立っていた。ここで台頭してくるのか。
フィリップスやhpなどの欧米系も健在という感じ。
車は良いけど、家電などの身の回りは韓国や欧米かなと感じた。これは世界どこでも同じような流れだから仕方ない。
1時間ちょっと見て回った。とにかく広くて、途中諦めたくなるレベル。
その前に町歩きしてたから、余計に疲れた。
クウェートに住んでたら、遊ぶ場所があまりないから、ここに来るのも納得かな。
まとめ
クウェートのアベニューモールについて紹介した。
かなり広いから時間潰しにもなる。夜23時とか遅くまで営業してるから、天気の悪い日や夜に来るのがいいかもしれない。
場所: