【シドニー】オーストラリア最大のベトナム人街「カブラマッタ」を散策する。

2019年5月 1AUD=約78円

シドニーに訪れたからにはエスニックシティを巡ってみたかった。
オーストラリアにはベトナム人が多い。とりわけシドニーの西側にある「カブラマッタ」という街には多くのベトナム系の人たちが集住しているという。
シティから1時間程かかるんだけども、やはり最大の街という響きは気になるので訪れてみることにした。

ちなみにメルボルンのベトナム人街に訪れた様子は以下に記載している。

【メルボルン】ベトナム人街のフッツクレイでブンチャーを食べてきた(Pho Hung Vuong Saigon Restaurant)。

2019年9月4日

シドニーのベトナム系住人

オーストラリアは移民大国である。勿論地理的に近いアジア系の住人が多く、特にベトナム系が多い国として挙げられる。
ベトナム系が多いとイメージすると、LA郊外のリトルサイゴンやパリなどイメージする。

ベトナム系が豪州に入ったのは1970年代半ば。白豪主義が無くなった後にオーストラリアへ移住してきた。
中国系や韓国系などと比べて、歴史が古く、アジア系の中では一番最古。そのためベトナム系の街を歩くと分かるが、街がどことなく古い(というか使用感?)があるのだ。

彼らはベトナム戦争や中越戦争から逃れてきた人たちとなる。
2015年の国税調査ではシドニーのベトナム系移民は約69,000人になると言われている。
特にカブラマッタはカブラマッタの人口の35%相当がベトナム系、カンリーヴェイルやカンリーハイツなどにも30%近くが住んでいる。

オーストラリアのエスニックタウンに関する文献を読んでいると、ベトナム系は他のアジア系とは少し性質が違うなと思う。
というのも、戦争を逃れてやってきた人たちが多い。そのため英語力が低い又は自身で商売をする能力がないなど、機会を求めて移住してきた人と違ってくるのだ。教育レベルもさほど高いわけではないので、どうしても仕事面でも他のエスニックグループとは差異が出てきてしまう。
そのブルーカラーが多い特性から、ベトナム系は都市部に住む割合が高いと言われている。都市部だと仕事があるからだ。

このベトナム系の移民でも、ベトナム戦争時は南ベトナム系の人たち、中越戦争時には中国系ベトナム人が入ってきたということもあるので、ベトナム系が多い場所だけど華僑ぽい見た目の人たちもかなり多い。

オーストラリアやシドニーに入って40年近くとなる。そのためベトナム系の街は成熟しているところもあるので、街として機能しており賑わいを見せていることが多い。その中、カブラマッタという街を散策してきた。

カブラマッタへのアクセス

カブラマッタはシドニー西部に位置する。
最寄りはそのまま「カブラマッタ」(Cabramatta)駅。T2/T3/T5の路線が通っている。
CentralからはT2/T3で約50分程。まあまあ遠い。カブラマッタは終点ではないので乗り過ごさないように。
また大きな駅では「パラマッタ」(Paramatta)という駅もあるので混同しないようにしよう。
この「matta」という意味合いが気になるけど、とりあえず置いておこう。

カブラマッタの街を歩く

駅を挟んでカブラマッタの街は東西に分かれる。栄えているのは西側だ。
規模は滅茶苦茶広いわけではないのだが、500m四方に店が建ち並んでおり、ここらを歩くだけで充分なほど。
写真を交えて紹介していきたい。

僕がベトナムに訪れたのは2011年。大学一年生の頃だ。
ホーチミン→ニャチャン→フエというルートでラオスへと入っていった。今から8年前の記憶となるので、正直薄れては来ている。
ここはオーストラリア、ベトナム系の住人も2世、3世と変わり始めているので、街の雰囲気もベトナム本土とは当たり前だが異なる。

駅を出て最初にベトナムぽい屋根瓦を見ると、気分を上げてくれる。

やはり目につくのは飲食店の多さだろう。飲食店開業は敷居が低いのかな。

パン屋さん、

バインミーの店(ベトナムコーヒーもある)、

フォーなどの麺家さん、

フォーだけではなくブンボーフエの店が多かった印象。

ベトナム系ではないがメイソウも出店している。

そして新しい形態も。初めて見たわ。「XIMISO」。


店内で売られているぬいぐるみ。許可得ているのか?

ただこのカブラマッタはベトナム系以外にも、タイやカンボジアという周辺国の店も多い。

この歯医者さんだと、広東語(?)、ベトナム語、タイ語、クメール語(?)という記載だ。

とあるショップにはシェムリアップで見るかのようなTシャツまで売られている。
カンボジア系はポルポト政権時代からか。

カンボジア料理屋さんもある。カンボジアはシェムリアップしか訪れていなく、殆ど日本食か韓国料理を食べていた。
そう考えるとカンボジア料理って何なのか浮かばないな。

タイ系は美容室を経営しているのが目についた。確かにタイ人のヘアスタイリストとか多い気がする。

ベトナム系のショッピングモールもあるけど、タイの看板が付いたものもある。
「BKK」ととても分かりやすい表記。

と思いきやラオスなお店も。「Kaysone」はラオスの初代首相の名前。

航空会社の広告も見ていて面白い。

ベトナム航空は勿論。

そしてエアアジア。この就航都市を見ると、どこからの人たちが多いのかが分かる。

ベトナム系のライブポスター。メルボルンにもあったな。規模が大きいことが分かる。

商店のラインナップを見ると、意外と韓国系の商品が多かったり。

そこまで詳しくはないけど、商店などは中国系ベトナム人が経営しているのかなと感じる。

ぶたの銅像。中国系ベトナム人が設置したのか?

カブラマッタでランチ

お腹が空いてきた。カブラマッタでベトナムなランチとしよう。
ランチは別記事で紹介。カブラマッタで特に行列が出来ていたこのお店。
一人でもOKだし、混んでると一人がテーブルの穴埋めになるので優先的に案内されたりする。
東南アジアも口コミ文化だと思うんだけど、この店に行っておけば間違いはないと思う。

【シドニー】ベトナム人街のカブラマッタで最高のヌードルを(Tan Viet Noodle House)。

2019年10月16日

お祭りを見る

カブラマッタではこの門が目印となる。
「The world is for us to share and to respect」というのが響く。

ちょうど訪れたのがGW後半。ブッダ生誕祭が催しされていた。

中心部にはブッダの銅像。

周辺には露店が出ており、宗教道具が売られている。

そして獅子舞のパレード。
もうどこの国にいるのか分からないな。これがシドニーの魅力でもあるかもしれない。

続いてタイ民族舞踊。地元のおばちゃんが踊っていた。
どこまでお祭りが続くのか分からないし、何となく雨が降りそうなのでここらで退散をした。

駅前には「Woolworths」という大きなスーパーがあるんだけど、その前の壁画がとても鮮やかなので見てみてほしい。
多分僕が見たシドニーのストリートアートの中では世界観を含めて一番美しいと思う。

まとめ

カブラマッタの街に訪れた。
シドニー、いやオーストラリア最大のベトナム系タウンである。
シティから1時間近く電車でかかるので、時間がない人には不向きな土地かもしれない。
もしエスニックタウンに興味があれば、是非訪れてみてほしいエリアの一つ。
興味深い世界が広がり、とても刺激的な時間となるだろう。

地図:

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