2019年 11月 1BHD=約290円
バーレーンに訪れたからには「グランドモスク」へと行ってみたかった。
湾岸諸国はイスラム教の地域、どの国にも「グランドモスク」と呼ばれる大きなモスクがある。
このグランドモスクは「バーレーン最大」と言われているが、小国の中の最大級であるのでどの程度のものかと思っていた。
アクセス
グランドモスクはマナーマの南側に位置している。
路線バスでも簡単にアクセスすることができるので紹介したい。
出発はマナーマのバスターミナルとしておこう。
地図:マナーマのバスターミナル
地図:グランドモスク
グランドモスク前にバス停がある。目の前のオアシスモールというショッピングモールと挟まれている形だ。
この目の前を通るのが40番と41番、42番である。
40/41番は循環バスとなる。マナーマから乗り込んで右回りが40番、左回りが41番だ。
左回りだとかなり遠回りになるので、マナーマから乗るなら40番に乗ろう。帰りは41番。
若しくは42番に乗る。これもグランドモスクの目の前を通過する。
ただ41番と42番はオアシスモール側のバス停に到着する。対する40番はグランドモスク側のバス停に。
オアシスモール側だと幹線道路を渡ることになるので(横断歩道有)、もし40番に乗れるなら40番に乗るのがいいだろう。
帰りは40番だと遠回りになるので、オアシスモール側の41/42番に乗り込むのが良いだろう。
写真は40番。モスク側のバス停。
・バスの路線図
40/41番: https://bahrainbus.bh/en/route-map/4041
42番: https://bahrainbus.bh/en/route-map/42
バスの乗り方については以下をご参照いただきたい。
グランドモスクを見学する
バス停を降りたらグランドモスクの入口へ。ここからモスクまでは「参道」を歩いていくことになる。
木が植えられており、素敵な雰囲気。
モスクの奥にある建物は「Isa Cultural Centre」という文化センターだ。ここは中に入らなかったけど、これもまあまあ大きな建築物。
モスクまで到着、入場。金曜の礼拝時以外は、基本的には自由に入ることができる。
しかし内部はツアーに参加する必要がある。無料だ。ガイドさんが付いて案内してくれる。
なのでモウスクに入るとツアー参加に必然的になる。今回は人が少ないこともあって、僕とガイドのワンツーマンだった。
女性のガイドさん、イスラム教だけどこういう男女の接点はOKなのか。厳しいところだと無理なのかな。
ツアーは30分弱程。モスクの中を案内してくれて適宜質疑応答もできる。英語だ。
かなり丁寧な英語(聞き取りやすい)で話してくれたので、とても聞きやすかった。僕の語彙力が不足していなかったら理解はより深まっただろう。
モスクは1988年に完成。30年ちょっとと比較的新しいモスクである。
一度に7,000人収容できる大きさということ。「そんなに人が入ることあるんですか?」と聞いたところ、節目節目の行事やイベントなどには満員近くなるということだった。その詳細なイベント名は聞いていない。
中に入る。目を見張るような内観。豪華だ。
その豪華さを演出しているのは他国の装飾品である。
ドームとランプはフランス製とのこと。ランプはモスク内の至るところにあるので直ぐに目につくと思う。
シャンデリアはスワロフスキー(オーストリア)。
大理石はイタリア製。
カーペットはアイルランドということだった。
あと館内は所々花柄模様が描かれていると。これは言われなければ気付かなかったかもしれない。
気付いていても無視をしていただろう。
ドームは高さ40mとのこと。男性は1階、女性は2階(バルコニー)で参拝を行う。
一通り1階部を見学したら2階へと上がる。地味にモスクの2階(女性エリア)に足を踏み入れることはあまりないので中々貴重である。
ここでは内装は変わらずなので、イスラム教とは、そしてお祈りについての紹介を受ける。
お祈りはMAX10分。1日5回行われるのは周知の事実だ。
そういえばオマーン・マスカットのグランドモスクでも女性スタッフがイスラム教について説明をしてくれたな。
あの時は「どう?」と軽く布教されかけたけど、ここでは特に勧誘はなかった。勧誘があってもイスラム教には入信しない・・・。
ここでツアーは終了。入口まで戻りお別れとなる。質問も適宜できたし、写真撮影も好きにやらせてもらったので良かった。
こういう施設だとどこまで写真がOKなのか判断が付かないこともあるけど、逆にスタッフに「見られている」ということで「自由さ」が増した。
英語が堪能な人にとってはとても良いかもしれない。もし自信がなくてもスタッフの方に伝えれば丁寧にお話してくれるので心配がご無用だ。
まとめ
バーレーンのグランドモスクを見学した。金曜日に訪れないように注意したい。
夜はライトアップされてそれはそれで綺麗とのこと。バスは本数に気を付けてもらい是非訪問してもらいたい。
女性は肌を隠すことになるけど、モスクにスカーフなどは用意されている。最低限の恰好は必ずしておこう。