【バングラデシュ】ダッカ観光(前編/オールドダッカを散策する)

2018年1月 1Tk=約1.4円

ダッカの街

沸騰するダッカ。現在の人口は約1,800万人と言われているが、国連予測だと2030年には約2,700万人にも増加すると言われている。
この1,800万人も統計の話であるため、実際には2,000万人近くいるんではないだろうか。

世界一の人口密度を誇るダッカ。東京以上。
現場に行くと分かるが、とにかく人だらけ。

そんなダッカの街を紹介していきたい。前編ということで、今回はオールドダッカに焦点を充てている。

【時系列】
08:20 Hotel 71を出発
08:40 グリスタン通過
08:55 ドイを食す
09:20 ショドル・ガット
10:10 スター・モスジッド
10:40 ビリヤニを食す
11:00 ピンク・パレス
11:30 オールドダッカで象を見る
11:50 馬車でグリスタンへ
12:30 グリスタン到着

08:20 オールドダッカへの道のり

Hotel 71からオールドダッカへはだいたいのんびり歩いても40分程で到着する。
僕は写真を撮ったり、ドイを食したりしていたので、20分程追加でかかった。

基本的に大通り沿いを歩いていけば迷うことはない。
朝から交通量は半端なく、我先に行くので、道路を渡る時はコツがいる(変に止まらないとか)。
慣れない時は地元の人と渡ろう。また歩道橋があれば必ず使おう。

ダッカの街を歩いていて、新聞が壁に貼られていることがよくある。
これは誰でも読むことができ、恐らく無料。前にコートジボワールのアビジャンでも見たことがあったけど、ダッカも健在。
識字率は約70%ぐらいあるけど、ダッカに限ると少し上がるんじゃないかな。全部ベンガル文字なので、解読不可能。

途中「Maulana Bhashani National Hockey Stadium」横を通過。
ここは電化製品が沢山売ってるとのことだけど、朝が早いためか、特に店もオープンしていなかった。ダッカの秋葉原と言えるような場所じゃないかな。

またバスの発着地でもあるので、通り沿いにはバスが沢山止まっている。
このオールドダッカ周辺では、このスタジアムやグリスタンがメイン所となる。

少し南に下るとグリスタン。交通の要所。
近距離バスなど沢山発着しており、空港方面へ向かうバスもグリスタンが起点。
でもどこから発着しているかは定かではないので、地元の人に聞くと良い。
仮に迷ったとしても「グリスタン」というバスに乗れば、ここの周辺を通過、終点となるので、覚えておいたほうがいい土地。
グリスタンからたいていのところはリキシャで行ける。

グリスタンの「Dhaka Trade Center」は服がたくさん。でも今にも壊れそうな建物。
地震はないと言われていたけど、バングラの下に大きなプレートが見つかったそう。何かあったら一発アウトだな・・・。

グリスタンの陸橋を越えると、オールドダッカらしい雰囲気になってくる。
この「Nawabpur Road」はバスは通らず、リキシャがメインとなるので、少しは歩きやすくなる。途中の交差点からまたバスが増えてくるけど。

地図:

08:55 ドイを食す

「Nawabpur Road」沿いに、ドイが美味しい店があるということなので、寄ってみることにした。

ドイとはバングラ版ヨーグルト。ヨーグルトの酸味があるプリンのような味。かなり濃厚で、コンビニの濃厚プリンに匹敵する味。
ドイ1つ10Tk(約14円)。小さ目の容器なので、大きい容器を注文することもできる(と思う)。

詳細は以下の記事にまとめた。

【バングラデシュ】ダッカ:濃厚なドイを楽しめる「Moron Chand & Grand Sons」。

2018年5月13日

09:20 ショドル・ガット(Sadar Ghat)

ドイを食べ、ショドル・ガット方面へ。
「Nawabpur Road」は途中からバス通りと合流するが、そのまま下っていけばよい。

BRTCの2階建てバスが沢山停車している。ここはBRTCの一部路線のターミナルということなのだろう。
今にも壊れそうなバス、2階建てバスの殆どが「Ashok」というインドの商用メーカー。ロンドンも一部バスはAshokだったかな。
あと、どっかの都市の路線バスも、Ashokだったんだけど忘れてしまった。

サークルを通過すると、ショドル・ガットもすぐだ。
このサークルには歩道橋がかかっており、使うことはないんだけど、上からの眺めは良い。交通量が多い時なら、混沌とするダッカの雰囲気を取れるんじゃないかな。

ショドル・ガットに入るには、5Tk(約7円)の入場料が必要。地元の人も払っている。
入口の横にカウンターがあるので、そこでお支払い。
自称ガイドが居たりするけど、「一人で見たいんだ。ありがとう」と言えば、去ってくれる。

ショドル・ガットは船着き場。バングラは水の国、船が移動手段として盛んだ。
有名なロケット・スチーマーもここから。だけど見れなかった。あったとしても気付いてなかったかもしれない。

川側は船が並んでいるけど、裏手はゴミ捨て場。そこで子どもとかがゴミを漁っている姿を見かける。

また子どもが空のペットボトルを運ぶ姿も。
1日1USDで暮らす人が多いということ、経済格差はかなり顕著だな。

端の方まで行くと、小舟の船着き場。
ここで「100Tkで観光しないか」と船夫から声をかけられるけど、丁重にお断り。しつこく言ってくることはないので、それは良かった。

川を渡るのは、ダッカ市民の通勤ルートとなっているようで、どんどん人が流れていく。
この光景は結構面白い。朝だからの景色なのかな。

立乗り。俺なら怖くてできないな。かっこいい。

船の絨毯。色鮮やかで素敵だ。

地図:

09:50 ショドルガットからモスクへの道

しばしのガートを見学した後、オールドタウンの中にあるモスクへ行くことに。

川沿いの道を歩いたんだけど、ここがちょうどマーケットになっているようで、果物や野菜などが売られていた。

しかし、人の量が半端ない。これぞ「混沌」。100m進むのに、めちゃくちゃ時間がかかる。

リヤカーは通るし、トラックが止まってるから歩道は狭まるし、人が多いし。。。
スリには注意、女性はセクハラとかに気を付けて。それ以外は問題はないかな。

セリもしていた。

ここを抜けだせば、人の量もマシになってくる。

大きな橋があったので、上から眺めてみることにした。


ショドル・ガット側は逆行となるので、反対側を。ここでも船で乗り付ける人が多い。



奥も同じような雰囲気。こう見ていると、バラナシを思い出すな。それにしても大きな川だ。

旧市街に入り、小道を進むこと10分弱でモスクに到着。

10:10 スター・モスジッド(Star Masjid)

礼拝時以外は閉まっているんだけど、外で写真撮っていたら、気付いた管理人さんが空けてくれた。


星の装飾が特徴的。入口の噴水も星型。現地では「Tara Masjid」というみたい。「Tara」はベンガル語で星という意味。

このモスクは大きくはなく、こじんまりしているんだけど、日本人が多く訪れる理由がある。

それが富士山のタイルがあること。このモスクを作る時に、富豪の人が日本からタイルを輸入したそう。
そのため、富士山のタイルがモスクの至るところに。

他にも花柄のタイルもあり、内装は綺麗だ。


意外な日本との繋がり。普通じゃ、ここに富士山のタイルがあるとは思わないし、日本人以外だと気づかないよね。


管理人さんに礼を言い、モスクを後に。敷地に入る時に靴を脱ぐことを忘れないで(モスクの中ではなく、扉のところから)。

地図:

10:40 ビリヤニを食す

少しお腹が空いてきたので、ご飯を食べることにした。
この旧市街には日本に居住経験があるバングラ人が経営するビリヤニの店があるということなので、試しに行ってみることにした。

詳細は下記に。結果的にいなかったけど、80Tk(約112円)で食べられるので、是非訪れてみてほしい。

【バングラデシュ】オールドダッカのビリヤニが美味しい「Kashmir Birani House」。

2018年5月16日

11:00 ピンク・パレス(Pink Palace)

「Ahsan Monzil(アサン・モンディール)」が本当の名前。
色がピンクなので、ピンク・パレスとも呼ばれている。
本当にピンク。行けばわかるけど、かなりピンク。

入場料は100Tk(約140円)。外国人料金。現地人は20Tk(約28円)とか。
カメラや荷物は持ち込み禁止とあるので、クロークで預けようとしたら「カメラ閉まってればいいよ」と言われて、特に預けずに入れた。
カメラ禁止と言われてるけど、皆スマホとかでバシャバシャ撮ってるけどね・・・。

建物の中は博物館になっていて、1階から2階まで決められたルートで見るようになっている。
このパレスの歴史、有名なベンガル人の肖像画などあるけど、正直興味が全くなかったので、素通りしてしまった。

途中現地の女子大生から「写真撮ってくれますか」と。ダッカ滞在していて、この一度キリだった。
凄く恥ずかしそうに声をかけてきてくれて、しかも一緒に撮った写真を見ると、恥ずかしそうにしていた。
その後もちらっと見てくれて、何だか芸能人になった気分。喜んでくれて幸いだし、こちらも幸せな気持ちになれた。

ピンクパレスは現地の人の憩いの場所となり、デートスポットでもある。なので平均年齢が若い。

広々としていて、外の雑踏とは異なるので、のんびりするには良いよな。でもゴミ・・・。

日本なら間違いなくインスタスポットとして人気が出る場所。

地図:

11:30 オールドダッカで象を見る

ピンク・パレスを後にし、オールドダッカを少し散策。

衝撃だったのは、象が歩いていること。
野生ではなく、誰かが飼ってるんだけど、まさかの展開に驚き。
サーカスなのか、運搬なのか、どういう理由にせよ、街中で象歩きは初めてみた・・・。

よく南インドのことで「街中に象とか歩いているんですか」と冗談で聞かれることがあり、「そんなわけないだろ」と答えていたけど、その常識が変わった瞬間でもある。

11:50 馬車でグリスタンに行く

ショドル・ガット近くの交差点に戻った。ここからグリスタンまでリキシャで行こうかと思ったけど、馬車が待機しているのを発見。
歩き方によると、観光馬車ではなく、ローカルな馬車とのこと。しかも20Tk(約28円)と安い。

早速乗り込む。気を利かせてくれて、前の特等席に座らせてくれた。眺め最高だな・・・。

人が集まってから出発だけど、急いではないので、待つ。そしたら10分ぐらい待機して出発。

馬車引いてたの子どもだったけど、呼び込みもしてるし、慣れた手つきで誘導してるし、立派だな。馬も慣れた様子。

少し高い位置から眺めるので、写真も良い具合に撮れる。最高の移動手段だな。

だいたいグリスタンには40分程で到着。20Tkは降りる時に支払えばよい。リキシャだと40~50はすると思うので、そう考えると安いな。
観光として使えるので、試しに乗ってみてほしい。

出発地(オールドダッカ):交差点の左下辺り

到着地(グリスタン):このロータリーに着く

グリスタンから乗る場合でも同じ場所。到着も同じ交差点。ルートが若干違うけど、通しで乗るなら問題はない。

まとめ

オールドダッカを散策した。エネルギッシュで混沌としている。「This is Dhaka.」というような場所。
街歩きが好きな人なら飽きないんじゃないかな。

交通には気を付けて。スリもいるので、貴重品管理も。
半日ぐらい使って回ってみてほしい。

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