2019年12月 1SAR=約30円
サウジアラビアはイスラム教が国教の国だ。イスラム教以外を信仰することは基本的には禁じられている。
そのため教会やシナゴーグなど他宗教施設は一切ない。イスラム教の国ゆえ、モスクは山ほど街中にあるけど、
イランやウズベキスタン、アブダビというような「有名なモスク」というものがとても少ない。
そもそも観光やそういうことを意識した街づくり・モスクづくりではなかったことが要因だろう。
しかしリヤドのマスマク城横にある「Imam Turki Bin Abdullah Grand Mosque」のライトアップは美しかった。
その雰囲気をご紹介したい。
アクセス
マスマク城の横にあるのでマスマク城まで着けば後は簡単だ。
マスマク城前のアルサファト広場から入ることができる。気を付けて欲しいのがよく見る写真の方は男性専用モスクであるということ。
入口では警察がチェックしているし、大きな荷物がある場合は入れない。男性で荷物が少なければウェルカムムードで迎えてくれる。
地図:
Imam Turki Bin Abdullah Grand Mosque
wikipediaによると17,000人を収容できるサウジアラビア最大級のモスクの一つとのこと。
内装と外装は主にリヤドの石灰岩を使用しており、床は大理石。この石灰岩がライトアップすると金色に輝いて見えるらしい。
それでは写真を交えながら紹介していきたい。
先ずは昼の様子から。マスマク城からAL SAFAT Square(他称:チョップスクエア、ディーラ広場)をそのまま突き抜けるとモスクの入口に到着する。
写真は広場からマスマク城方面を見た景色。
写真はないけどセキュリティを通過するとモスクに入れる。異教徒でもウェルカムな雰囲気。
警察が「ようこそ」と言ってくれるし、中の写真も「ok!」ともらえたので邪魔にならない程度に撮らせてもらった。
ちなみにエントランスにはデーツが置いてある。サウジアラビアの公共施設やホテルなどではデーツが置いてあり誰でも食べてよいことになっている。
僕はそこまで好きではないので食べなかったけど、乾燥した暑い土地でも腐らないのは良いポイントか。
昼はこんな感じ。お祈り時間中は入れないけど、そもそも人が昼も夜も少ない。
皆地元のモスクで済ませてしまうからかな。金曜になると人が来るのかは定かではない。
床は大理石、壁は石灰岩。壁は全体的に茶色がかかった白、なるほどライトアップするとオレンジぽくなる理由が分かった。元々の色がそういう性質なんだろうな。
ライトアップするとこんな雰囲気。ライトがオレンジでそれに石灰岩が色を吸収して黄金に輝くモスクのようになっている。
写真でイメージが伝わりにくいかもしれないけど、実際の目で見てみると鮮やか。とても素敵な光景である。
基本の訪問者が少ないのでこの景色も独り占め。
モスクと言うとミナレットをイメージするけど、サウジのモスクではミナレットがない(見えない?)のも多い。
ここも同様の感じ。雰囲気的にはモロッコのモスクみたいな。ただ内装は左右対称のシンメトリーで統一感がある。
内装はこちら。かなり広い。さすが万単位で収容できることだけある。
絨毯はふかふか、空調も効いている。人がいないタイミングだったので写真も撮れた。
モスクの外にはヤシの木が植えられている。これがサウジアラビアらしいというかな。
モスク前には「Emirate of Riyadh Province」という政府機関があって昼間は黒塗りのベンツなどが止まっていることが多い。
まとめ
リヤドのモスク「Imam Turki Bin Abdullah Grand Mosque」を紹介した。
よく見る光景は男性側となるけども、夜はライトアップされて美しくなる。
マスマク城の観光と合わせて訪れてみてほしい。