【エリトリア】アスマラ観光 Part4:エチオピア人マーケットとお土産情報。

2018年12月 1USD=15ERN

「アフリカの北朝鮮」と言われるエリトリア。通算100ヵ国目と滞在となった。
アスマラに2泊したけども、皆さんがイメージする「国」の姿と全く異なるほど、素敵な街並みだった。

アスマラを観光した話は、以前3回に渡り紹介した。

過去記事:

【エリトリア】アスマラ観光 Part1:イタリア統治時代の美しい街並みに魅了される。

2019年4月25日

【エリトリア】アスマラ観光 Part2:エリトリア正教のお祭りに参加!そして市場を歩く。

2019年5月1日

【エリトリア】アスマラ観光 Part3:戦車の墓地と”Fiat Tagliero”を歩く。

2019年5月4日

たまたま現地にて日本人の方と知り合い、また地元の人がアスマラを案内してくれた。
ここではガイドブックに載っていない、ローカルなアスマラについて紹介をしていきたい。

エチオピア人マーケット

アスマラの南。ここにはエチオピア人マーケットが存在する。
地図でも出ていない場所。というのも最近開かれたからだ。

2018年9月11日。20年振りにエチオピアとエリトリアの国境が開かれた。
関係が正常化したことにより、戦争も終結。ようやく人の往来が再スタートしたのだ。

この国境が開かれたことによって、モノの価格が大幅に下がったのだ。
今まではスーダン経由で物資はエリトリアに入っていた。そのためエチオピア→スーダン→エリトリアだと介する多いためマージンがかさみ、モノの価格も高くなっていた。
現にアスマラの街を歩いて、モノの価格を見るとそこまで安さを感じないはずだ。そういう理由からである。

エチオピアは大きな産業国。工場も多く、自分たちのところでモノを作っている。
そのため直にエチオピアからモノが入ることは、輸送時間もそうだし、値段もそうだし、かなり短縮となるのだ。

例えば水。1,5Lの価格が街の商店で買うと1本20ERN(約1.3ドル)もする。
だけどこのエチオピア人マーケットで買えば、6本で36ERN(約2.4ドル)。1本あたり6ERNと1/3程の価格。
かなりの値段の違いだ。

毎日マーケットは開かれていて、モノはトラックでエチオピアから運ばれてくる。
販売しているのもエチオピア人。こんなに安くていいのか、と思うけどそれでも利益があるようだ。
ということは、どれだけマージンが入っていたのかと思ってしまう。

これにより期待されるのが、全体のモノの価格の値下げだ。
日本人の方によると、街中のレストランなども気持ち下がっているんじゃないか、ということ。
プラスチックもかなり高かったけど、エチオピアの工場で作られて、そのまま持ってくることになるので、買いやすくなると。100円ショップクオリティだけど、それでも生活用品としては大きな道具となる。

日本ではエチオピアとエリトリアの国境が開かれたこと(及びその前に国交正常化したこと)は小さなニュースとして取り上げられた。殆どの人が知らない話題であろう。
生活する上では全く関係ない話になるけども、この現場では大きな出来事となるのだ。

食料品だけではない。セメントやプラスチックなどの工事・日用品も色々売られている。
またガソリンも販売している。エチオピアはガソリン代が安い。だからトラックで運んでもそこまで大きな痛手にならないんだなと。

公共交通機関で行く方法は恐らくない。
バスは走っていたけど、勝手が分からないので適当なことは言えない。
タクシーで行く方法、又は現地の人の車に乗っかっていくしかない。

中々面白い場所だし勉強になった。

アスマラ郊外で至福の時間

アスマラは小さな町。車で10分も走らせると自然豊かな景色が広がる。
特にアスマラからマッサワ(東の港町)へ向かう道は絶景だ。

アスマラは標高2,000mに位置する。対するマッサワは紅海に面した街。
そのため峠道を走ることになる。高低差2,000mと凄い。

ちょっと進むだけでこんな絶景が。

下を見ると観光用の汽車の線路もある。

とある路面に面したカフェ。場所はここ。普通では訪れることはないところだ。

カフェの真横には小さな市場。ラクダが何頭かいる。

エリトリアではラクダが国章にモチーフされており、大切な存在だ。

何か売られているのか忘れてしまう程、ラクダののんびりとした雰囲気に癒された。

カフェでは店内で飲むのではなく、オープンカフェ的なスタイル。
道路に面した場所で陽に当たりながらチャイを堪能した。

日差しが出ていると暖かいけど、日陰に入ると肌寒くなる。だから上着は朝晩は必須なのだ。
昼間はシャツ1枚で問題ないし、少し暑いと感じるぐらいなんだけど。

チャイは1杯100円もいかないだろう。しかしこの昼下がりののんびりとした時間は日本では味わえないのではないか、と感じた。
ここまで豊かなティータイムはあっただろうか。スタバでスマホをいじりながらのんびりするのも好きだ。
だけど、この値段には変えられない優雅な時間は久々な気がする。エリトリアで「豊かさ」というものを改めて学んだ気がする。

世界でここにしかない?お土産を購入

エリトリアでは特にお土産を買う予定はなかった。
しかし大聖堂前の「Dolce Vida」という店の前を通った時に「おっ!」というものがあったのだ。

それがこれ。エリトリアとエチオピアの国交正常化記念のクッションカバー。
150ERN(約10ドル)。世界でもここにしかないんじゃないかな。また情勢もいつ変わるか分からないとこともあるので、記念に購入。

他にもTシャツ(350ERN)や周辺国(エリトリア・エチオピア・ジブチ・ソマリア)をアピールするものがあった。

もし気になったら購入してみては。店員さんは英語が通じる。まとめて買えば値下げ交渉も可。

お店の営業時間。

まとめ

エリトリアの観光記事では最後になる。
僕もたまたま知り合ったことで、このような場所に行くことができたし、学ぶことができた。
個人ではアクセスは難しいし、特段行くようなところではないかもしれない。
カフェの豊かさはアスマラ内のカフェでも十分に味わえるぐらい。エチオピア人マーケットも歴史やモノのことを知っていないと、面白さは半減してしまうかも。

なので「こういうところもあるんだ」という形で、一つの知識として知っていただければ幸いだ。

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