【ウズベキスタン】古都・ヒヴァの街に魅せられて。

2018年5月 1USD=約8,000スム

古都ヒヴァに訪れる

ウズベキスタンでタシケントの次に訪れたヒヴァの街。
ウルゲンチまで飛行機で飛び、シェアタクシーに乗りヒヴァの街までやってきた。

ヒヴァは古都、紀元前から城郭都市として発展していった。
ブハラやサマルカンドと共に、インド、ペルシャ、中国、北方の草原地帯の遊牧民を結ぶ国際交易の中継地点「シルクロードの十字路」の機能を果たしてきた。

今回はそんなヒヴァの町歩きを紹介したい。

ヒヴァの街に魅せられて

ヒヴァはこじんまりとしていて、他のウズベキスタンの街とは雰囲気も異なる。
城壁の中がメインの観光所となる。そこまで広くはないので、早ければ3時間、のんびり歩いても半日あれば見て回れる程だ。

西門からカルタ・ミノル、ジュマ・モスクのミナレットにかけての横の通りがヒヴァのメイン通りとなる。
またヒヴァのイチャン・カラ(内城)は縦長の長方形のようになっている。
メイン通り周辺に見どころは集中しており、他の部分は住宅街だ。なので北門・南門周辺は住宅街となり、B&B形式の宿も点在している。

イチャン・カラの外は普通の地方都市という雰囲気。車の往来もあるし、ソ連ぽい家もあるし。だけどどこか味気がない。
北門からほど近いところに、ソ連時代に作られたような観覧車がある。1回5,000スムで、イチャン・カラを上から眺めることができる。
少しまとめた記事を書いたので、参考にしていただければ。

【ウズベキスタン】ヒヴァ:北門近くの旧ソ連な観覧車に乗ってみる。

2018.07.09

このヒヴァの街、滞在は1日だけだったけど、とても空気は気に入った。
長居するようなところではないけど、ウズベクの他の街とは違う雰囲気。違う世界に入ってしまったような内城は必見であると考える。

夕焼けに染まるヒヴァの街

到着したその日は曇り空だった。年間360日快晴というヒヴァで、曇り空になる確率がどれだけ低いか。
ただ夕方からは晴れるとのことなので、宿でゴロゴロしながら天気が良くなるまで待った。

GWは日の入りが20時頃と遅い。なので夕方17時頃から動き出しても問題はない。
街自体が小さいので、地図を見ないで歩こう。だいたいミナレットが目印となるので、迷った場合でもそちらに向かって歩けばいいだけ。例え端に出ても、城壁があるので、その周囲を歩いていけば、どこかしらの門には到着する。地図を見ないで歩けるのは楽だ。

ヒヴァでは、いくつか上から眺めることができるスポットがあるけど、僕はクフナ・アルクとイスラーム・ホジャ・メドレセのミナレットの2つから上を眺めた。

クフナ・アルクはカルタ・ミノルの真横に位置する。元々は17世紀に建てられた宮殿。

中は細かく見てはいないけども、アイヴァン(箱型のテラス)の装飾は目を張るものがある。
ここまでブルーに染まり、細かな迷彩は今までに見たことがない。ちょっとここのは汚れているけどね。

展望台に上がるには10,000スム(USD 1.25)。日没と共に上がれなくなるので、夕焼けのタイミングで行きたい。
そのまま勝手に上がれそうな感じがするけど、どこかでおばちゃん(又はお姉さん)がいて、「10,000スム~」と日本語で言ってくる。
個人的には10,000スムは安いと感じるぐらいなので、是非登ってほしい。

階段を少し上がると展望台に到着。
ここからはカルタミノルや各ミナレットが望める。クフナ・アルクは一番西側、全て東側の景色となるので、逆光にならない。

ようやくヒヴァらしい景色を眺められて「おー」と声が出た。
どうしても世界を旅していると、「あ、ここは●●な△△という街と似てるな」と思ってしまうんだけど、
ヒブァは世界でも同じような雰囲気の街はないんじゃないかな。少なくとも僕は見たことがない。

こちらは北門側。先ほどの絵とは対照的に住宅街が広がる。
治安が良いので、晩まで子どもたちが遊んでいるし、のんびりとした時間が流れている。

そろそろクローズの時間ということで、クフナ・アルクを後にする。
次に向かうのが「イスラーム・ホジャ・メドレセ」のミナレットだ。

このミナレットはヒヴァで一番高い建物となる。
1910年に建立されたとのこと、ヒヴァで一番新しいメドレセ・ミナレットというのが驚きだ。

ここも10,000スム入場が可能。
気を付けてほしいのが、かなり急な階段&中が暗いということ。
スカートでは行かないでほしいし、ましてやヒールなどは言語道断。サンダルも滑るからやめたほうがいい。
スニーカーで行こう。そしてヘッドライトがあると便利。iPhoneのライトもいいけど片手が塞がってしまう。
登りはいいんだけど、下りがかなり怖かったな。暗かったし。ただ上から眺める景色は素敵だ。

クフナ・アルクとは違い、ミナレットの上は狭い。そして柵がある。
牢獄に閉じ込められた王女のような気分だ。

360度見ることができるけど、イチャン・カラの東南に位置するので、夕焼けというよりかは昼間の景色が良いのかもしれない。
でも黄昏時のヒヴァの街は美しかった。

このメドレセ周辺はお土産屋さんが多く、ウズベクカラーの皿や雑貨などが売られている。
だいたい似たようなラインナップが多く、値段も高めに言ってくる。けど値下げはできるし、かなり下げてくれるので、引かずに交渉をしよう。

朝のヒヴァを歩く

朝のヒヴァは昼や夕方と比べると、かなり静かだ。
GWは日の出も6時過ぎと早いためのんびり歩くことができる。
写真を撮ったり、ゆっくり見て回るのはこの時間帯がいいだろう。

この日は朝から快晴。雲一つない青空だ。気分が高まる。

まずはカルタ・ミノルから。改めて、この柄は素敵だなと。

そしてミナレット。伊坂幸太郎のデビュー作の『オーデュボンの祈り』という小説がある。
ある会社員がひょんなことから地図に記載されてない島に来て、そこでの島民との生活や事件を解決する内容なんだが、そこに「塔」が出てくるのだ。
高くそびえたつ塔、なんだか僕が抱く「塔」とこのミナレットが合致するのだ。こんなことを思う人は数少ないと感じるけど、僕が好きな小説でもあるので、少し感動していた部分がある。

イスラーム・ホジャ・メドレセから階段を下りていくと、「パフラヴァン・マフムド廟」に到着する。
名前の通り、聖人マフムドの霊廟。本来入場料が必要なんだけど、朝にふらっと訪れたらフリーで入れてしまった。
そもそもここが入場料が必要だと知ったのが後のことで、その辺の親父が普通に中に入っているのを見て、続いて入ったというのがある。

そんなに大きくはないんだけど、左手にある霊廟を是非見てほしい。
色々霊廟を見てきて、それぞれカラーが違って面白いんだけど、ここはゴールドとブルー、グリーンが融合した色合い。美しいタイル張りだ。
朝ということで人もいなく、しばし見とれてしまった。こういうところで眠るのだから、さぞ気持ちが良いだろう。

ちなみに中庭には泉が湧き出していて、この水を飲むと男は強くなり、女性は美しくなるといわれている。
ただウズベキスタンの水だ。上下水道がそこまで整えられていないので、飲まないのがベスト。
免疫は強くなるかもしれないけど。

外に出ると、おばちゃんが買い物する姿が。なんかいい風景だな。

観光地あるある。ベターすぎる。

城の上部にはタイルもある。

イチャン・カラを取り囲む城壁。ここに上ることができる。場所は北門から。
北門を入ると、両手に階段がある。エントランスフリーで、西側はカルタ・ミノルの近くまで。東側は東門まで歩くことができる。

ここからの眺めも素敵だし、意外と人には知られていないスポット。
昨日乗った観覧車も見える。

昼間はかなり暑いけど、比較的涼しい朝夕はちょうどいい散歩コースなんじゃないかな。

乾燥しており、砂もあるので、スニーカーで行こう。サンダルは下りが滑る。

まとめ

ヒヴァの街を紹介した。ここは1泊あれば十分見て回れるところ。
地図を持たずに気の向くままに歩いてほしい。もし迷っても、ミナレットや城壁を目印にすれば解決。基本的に街のどこからでも見える。全てがギュッと詰まっている。
ちょろっと散歩ぐらいならサンダルでもいいだろうけど、しっかりと歩くなら足元を考えるとスニーカーがベストだ。
のんびり街歩き、ヒヴァの街に魅せられ、そして楽しんでほしい。